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屑を綴る
綺麗な言葉など紡げません。
私という人間は校庭の隅に転がっている
汚い植木鉢の破片のような存在ですから。
それはそれは刃のような鋭利さで
触るものを傷つけますから。
それでも私の書くものを詩や詞として
目を少しだけ輝かせて読んでくれる人がいます。
刺さると言ってくださる方々がいます。
詩とはなんでしょう。
言葉とはなんでしょう。
自転車であり薬であり。
空気でもあり屑でもあり。
ええ、屑かもしれません。自分のための屑。
ええ、なんでもありなのかも知れませんね。
そう思えたから、いまでも私は綴るのです。
傷つけるかもしれません。危険かもしれません。
それでもたまには、地上から見あげたときに
少しだけ誰かのためになれるものなのかもしれません。
宇宙に漂う屑のように。
心を綴るのが私の役目です。
/ルリニコクみみみ
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