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自灯明法灯明 Podcast #29 Suzanne Franzwayさん Part 1

このPodcastでは、私がスティーブン・バチェラーさんのセキュラーな仏教のプログラムで出会った欧米の方々にインタビューをしていています。今回は、オーストラリア・アデレード在住、Suzanne Franzwayさんにお話を伺います。

日本語版

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Suzanne Franzwayさん
南オーストラリア大学名誉教授(社会学、ジェンダー研究)

オーストラリアでは、キリスト教が主な宗教です。家族が熱心だったので、私もそのように育ちました。20代になって、物質主義(唯物主義)・フェミニストになり、キリスト教を否定するようになったのです。それが、50代前半になって、世の中とはなんだろうか、私の居場所はどこにあるのだろうかと考えるようになって、チベット仏教の僧院に出会いました。

Buddha Houseというところは、最初は先生が生徒に教えるというヒエラルキーの強い教え方でしたが、グループで生徒同士でも学んでいくという試みもあ李ました。シャーンティデーヴァの入行菩薩論は、毎週通い、2年間かけて読みました。生まれ変わり、ブッダの超自然的な力というのは、受け入れるのが難しかったです。私にとっては、ブッダは人間であり、その教えが最初の400年あまりは口承で、その後文字になって、これまで2500年も残っているということにいつも心を捉えられていたからです。それでも、違和感を感じながらも、毎回、ほんの小さなきらめきのようなものを感じることができました。それで、12年間も続いたのだと思います。

Buddha House

よく、新しい考え方を学び始めると、この考え方を知っている人は全て素晴らしく、知らない人の倫理観はなっていないとか、そういうことを言いがちです。そんなことはありません。最近は、幸運にも、一人の先生だけからではなくて、多様なPodcastや文章を通じて学ぶことができるようになっています。スティーブンさんもまさにその一人です。

参考:スティーブン・バチェラー Stephen Bachelor
イギリスの仏教者、瞑想指導者。初期の経典(パーリ仏典)に遡り、仏法(Dharma)を現代に生かすための再解釈を行なってきた。チベット仏教僧、禅僧としての修行・指導を経て、ヨーロッパを拠点とした瞑想指導を行いながら、1980年代から、欧米におけるセキュラーな仏教(宗教性のない、世俗的な、時代にあった仏教)を牽
引している。邦訳に、ダルマの実践(四季社、2002年)、藤田一照訳(原著:1998年 Buddhism without Beliefs - a contemporary guide to awakening -)がある。

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