#01|原料のコト
こんにちは。ii-mono.eオーガナイザーのいとうです。
今日から、「日本で一番あんしんな子ども食器iiwan」のそのヒミツについて、そして「安全なプラスチック製子ども食器の見分け方」についてもお話していきます。
お話するうえで、自社ブランドだからってiiwanを良く見せようとすることは一切しません。あくまでも客観的事実と科学的評価に基づいて、超正直にお話していきます。
赤ちゃんは「なめる」ことでモノを覚えていく
ご存知のとおり、赤ちゃんは生まれたその日から哺乳する能力を備えもっています。
その一番得意な能力を生かして、赤ちゃんは生後2~3か月くらいには、なんでもモノを口に入れてその実体を確認しようとしますね。
赤ちゃんの舌や口周りって、身体の中で最も感覚と筋肉の発達が進んでいるんだって!
だから赤ちゃんにとっては、口に入れて舐めることが、最も安心してモノを把握できる方法ということです。
国民的ヒーローも舐めます
この「なんでも口に入れてモノを確かめる」行為は、視力や手指の感覚の発達に伴い、およそ2歳くらいで落ち着いてくるらしいですが、、、
「安心感」という心理的な作用もあるので、3歳以降も続く場合もあれば、口元が敏感だからこそ嫌がることもあったり様々だそうです。
いずれにしても、、、赤ちゃん用品なるものは、はじめから「口に入れてもあんしんなモノであってほしい」って思いませんか?
だがしかし!!
その切実なる親心とはウラハラに、私がこれまで120個余の国内外のベビー食器を見て触って調べて、いくつか使わせた実体験からの答えとしては、「必ずしもそうではない。」です。
だからこそ親である私たちが、きちんと知識をもって正しく選ぶことが大切だと思います。
iiwanの安全性 その1.
素材の主成分が「乳酸」
乳酸と聞けば、チョコレートを思い浮かべますか?
それとも疲労で体内に溜まるもの?
もしくは、ヨーグルトでしょうか。
私は、断然ヨーグルトを思い浮かべます (←不要な情報)
iiwanには「トウモロコシからできている」っていうキャッチコピーがあるのですが、厳密には「トウモロコシのデンプン」です。
もっと厳密にいうと、「トウモロコシのデンプンに含まれる乳酸」です。
もっと詳細に言えば、「トウモロコシのデンプンに含まれる乳酸を乳酸発酵させたもの」です。
「乳酸を乳酸発酵させたもの・・・」
やっぱりヨーグルト(笑)
ただ、大元の原料はまちがいなく「トウモロコシ」です。
わたしがiiwanの企画開発を担当しはじめた頃、
成形の開発部門を主担当していた化学専門のスタッフに
「発酵した乳酸をどう固めて、どうプラスチックになるの?」って聞いたことがあります。
すると、「開環重合がどうのこうの・・・・」って、、、
・・・いやいやいや!しょっぱなから専門用語出てきてるじゃん!!
聞けば聞くほど分からなくなっていき思考停止しました(笑)
目が点になった私に、「まぁ要するに、ヨーグルトを固めたものと思えばよい」と。
めっちゃカンタンな答えにまとまった(笑)
ヨーグルトが固まったやつ ↑↑
プラスチック製の子ども食器のほとんどは、 石油が原料として入っていますが、iiwanはヨーグルトのような「乳酸」が主成分のバイオマス原料だということです。
一概に「バイオマスプラ」を信じてはダメ
ところで、最近よく聞く「バイオマスプラスチック」ですが、先述のとおり、iiwanもバイオマスプラです。
これらは、iiwanと同じく植物を原料にしたプラスチックですが、必ずしも「乳酸」ではありません。
他にはたとえば、「コーンスターチ」や「竹繊維」とか。
そう聞くと、従来の石油原料に比べて素材のあんしん感は増すかのように思えますが、、、ここにちょっとした落とし穴があります。
よ~く見ると、
「バイオマスプラを使用」または「バイオマスプラスチック配合」とある。
これも言葉のマジックで、「配合」「使用」というのは、「一部の材料である」ということ。専門的に言うと、「アロイ」ってやつです。
ってことは、「その他」の材料はいったい何を使っているのでしょうか?
・ココCHECK!
材料のすべてを表示されているかどうか
iiwanの材料は、「ポリ乳酸100%」です。
ぜひ製品情報記載欄を注意深く読んでみてください。
次回は、トウモロコシと遺伝子組み換えについてお話します。
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