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どこまで続く出店

港まつりの日は決まって父が企業の盆踊りに出るので母と弟とバスに乗って港まつりへ行きました。
バスも港まつりもいつも仕事の母がいるのもすごく嬉しくてよく覚えています。バスに乗るとしっかりものの弟がきちんと料金の計算をしてくれてビビットな色の回数券をビリビリして揃えてくれてそれが何だか可愛くて母とニコニコしてバスを降りました。
北大通りについたらはじめに映画館に行って映画を見て丸三鶴屋のレストランで食事をしました。なにを食べたかぜんぜん思い出せないのですが、あのレストランのプリンは美味しかったなと思います。

それから私たちは港まつりへ出掛けるんですが確か港まつりの日は北大通りの中心の道路が歩行者天国になっていました。
あの太い道路いっぱいに出店があって手を離したらもう二度と帰ってこれないような長い出店の道がありました。

今でも恒川 光太郎先生の夜市とか森見登美彦先生の宵山万華鏡を読むとそんな気持ちを思い出します。

当時その中で戦利品を探すのはとても面白かったですし、もう一度帰ってこれなくなるくらい長い出店のなかを歩きたいなと思います。

私は指輪セットが大好きで出店でよく買ってもらってました。ゴージャスな奥様になれた気がして嬉しかったですね。

写真は出店で金魚を見つめる私。


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