推しが推し作家の主演をやった話(舞台「応天の門」)

コミックバンチにて連載中の「応天の門」(作:灰原薬)が明治座にて舞台化され、主役の菅原道真を推しである佐藤流司氏が演じました。

灰原先生は作家買いしてる好きな先生の一人で、佐藤流司氏は10年推してる俳優さんです。何だこれ?私の人生、都合が良すぎないか?????
そんな感じの備忘録です。


灰原先生作品との出会い

一迅社から、決められたテーマで短編を描く…というアンソロジーシリーズが刊行されていた時がありました。

最初のテーマは「執事」。今ではそうでもないけど、当時アンソロジーって二次創作系か公式で出してる何某かの作品で出てるものが多い印象だったしなんか面白そうだなと思って買いました。
その中にね、あったんですよね。元ヤクザの執事と女子高生の話を描かれた、灰原先生の作品が………!!!
それが完全に自分の性癖にどちゃくそストライクしてしまって、そこから追うようになりました。
「とかげ」、「SP」、そして「応天の門」(BASARAとか一部まだ買えてないのあるけど…)
購入したものは全て楽しく拝読させて頂いてますが、元ヤクザ執事×女子高生の新作は諦めてません。何卒よろしくお願いします。

佐藤流司氏との出会い

私の人生の一つである「テニスの王子様」のミュージカル、通称テニミュで四天宝寺の財前光を演じられてました。

財前…あらやんが声やってる、テニミュ1stでめっちゃ人気出たくらいの認識だったのに板の上にいる財前流司を観てたらハマってしまった。
特にきっかけとかなくて、観ていて回数を重ねるうちに「この人の演じる財前いいね!!!」になってた。
2nd卒業の時は「私は彼の演じている財前が好きなだけで、俳優自身はそうでもないから…」と話してたんですけど「卒業しても絶対追ってると思うよ」って言われました。大正解〜〜〜〜〜〜!!!!
気づいたら10年追ってる…というか私は気に入ると息が長いんだよね…。一目惚れとかしなくてジワジワ沼落ちするから…。
ところでテニミュ卒業後の東啓介くんとの共演、10年待ってるんですけどまだですか??

舞台化の発表

既に宝塚では演じられてる今作。推し作品は何作か宝塚化されてますが、宝塚にハマるのが怖くて一度も観に行ったことがない。だって私は絶対ハマるよ、宝塚。

そして2024年6月24日、なんか告知されてて取り乱した。

いやまじで世界が私に都合良すぎませんか?????

スケジュール発表直後は仕事のイベントと期間が被ってたので行けるか怪しかったけど、対応しなくてよくなったので命拾いしました。

代わりに担当になった人は大変そうだった。対応終了後お休み取ってたからゆっくり休んでほしい。

公演開始

無事チケットも取れて、刀ミュを見るために福井に遠征したり、『あくたーずりーぐ』に推しが参加してるのを笑いながら観劇しつつ、あっという間に公演開始。
久々に好きな作品が舞台化することについて緊張していた。

3回観に行ったんですけど、3回のうち2回は平日の公演でした。前述のイベント対応は回避したとはいえ師走でクソ忙しいのに何やってんだ。11月からずっと忙しくて笑う(笑えない)

感想までがっつり書くとごっちゃになりそうなので割愛。
個人的に明治座は3演目?くらいな気がするんですけど、今作は明治座さんが色々やってくれてて、限定のお弁当もお茶も甘味も全部食べて、明治座の建物内にある掲示物もゆっくり読んで、売店でお土産も買った。

とうかぶで新橋演舞場も行ったけど、伝統的な劇場行くとお買い物出来て楽しいね。

道貞についてはどうしても演者本人が眼力あるし声も低いから、公演中も百鬼夜行殴りに行けそう…とは思ったけどw今まで力のあるタイプの役柄が多かったのもあって逃げ出すようなタイプは新鮮だったし、終盤の肝である瀕死の大納言を前にして取り乱したり、己の無力さに苦しみながら書を抱え蹲ったあと、立ち上がる姿はとてもよかった。これからもたくさん「学んで」欲しいなぁ、道真。

最終的にはありがとうの気持ちしかない

舞台装置など色々工夫されていて暗転も少ないし、舞台作品としてもとても良い作品に作っていただけて嬉しかったです。ご観劇頂いた方、ぜひ原作も読んでください。面白いよ!!!

その他私に都合が良すぎるもの

TVにも出ている売れっ子書道家が題字を担当してくださっている…

灰原先生が推しについて描いている…。


本当に楽しい3週間でした。ありがとうございました。続きがあったら嬉しいな。
あと推しは早く灰原先生が描いた、演者に似せて描いた色紙を何処かに掲載してくださいそれで助かる命があるんです!!!!

Blu-rayも出るよ!!完全受注生産だ!!よろしくね!!

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