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つかみとれ!母の日!!

昨日、5月8日は母の日。

今年は、中1娘と小6男子がたこ焼きパーティーを
開催してくれて、下ごしらえから片付けまで
何も私が手出しすることなく2人でやってくれた。
洗濯物も全部やってくれたので、
私は何もしない1日を過ごさせてもらった。

下拵えも全部2人で



でも、私は母の日には
もうひとつの顔があることを知っている。

子供が小さい時。
母の日が良い日になるかならないか。

それは、全て父親の演出能力にかかっている!
と言っても過言ではない。
(これは、父の日にも言えるので、
つまりはパートナーにかかっているわけですが、
今回は母の日に焦点を当てます)

SNSを開くと、お花の写真がどーんと目に入り、
労ってもらっている数々の投稿が連なる。

まだまだ、子供たちが赤ちゃんの頃、
そんな投稿が眩しくて…
何もしてもらえない私は母として至らないから
労ってもらえないのでは…
なんて、暗い気持ちになってしまう事が。

でも、それは違うのだ。
父親が演出しない限り、
母の日はやってこないのだ。

それを夫にぶつけたこともある。

それで返ってきたのは、
「お前の子供じゃないもん」

…がーーーん。これは根本的な問題だ。

思えば、まだ夫と付き合っている時、
母の日に何もしてない様子だったから、
「お花一本あげるだけでも喜ぶよ」と、
恥ずかしがる夫にお花を買うように促していた。

だから、夫のお母さんに会った時、
「(私と)付き合うようになってから、
母の日とかもくれるようになった。ありがとう」
と言われたのだった。

元々、夫の辞書に「母の日」はなく私に言われて
やっと「母の日=母に感謝を伝える日」となった。

彼が「お前の子供ではない」と言った事。
それは彼の思考回路ではきっと普通のこと。

ならば!!
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
と言う豊臣秀吉の言葉を思い出し、ここはひとつ。

「やらぬなら やらせてみせよう 母の日を!」

でも、ただやってやって!と言っても、
きっとヘソを曲げてしまうに違いない。

…と言うわけで、子供達に労ってもらう事が
いかに嬉しいことかをまずは体験してもらう。

そう、父の日です。
まずは、自分が手本を見せると言うわけです。
いくらそう言うイベントに興味がなくとも、
感謝を伝えられて怒る人なんていないはず。

まだ文字も書けない子供達にペンを持たせ
「パパを描いてあげようね」と丸を描かせる。
丸には↑パパと、添える。

料理は私が頑張り、プレゼントも私が用意する。

そして当日、
「パパにいつもありがとうって言おうねー」と
子供達に促し、妻(私)からも感謝を述べる。

満足げな夫に対し、責めるのではなく
嬉しかったか確認したところで、
「やっぱり、いいものでしょ。
私もこんなふうに過ごせたら毎日頑張れる」と、
寂しそうに伝えるのです。

ただし!
父の日から次の母の日まではおよそ一年。

元々「母の日とは?」な夫の場合
リマインドしてあげないとなりません。

次の年の母の日の前には、
明るくフランクに母の日が近いこと、
父の日の時の喜びを思い出すことを促すのです。

ここまでしないとやってもらえないなら
意味がないと思ってしまったら負けです。

これは、私だけに関わることではありません。
未来の子供たちの伴侶への気遣いでもあるのです。
やって損はありません。

やっぱりイベント事と言うのは、
それぞれの家庭でのあり方も大きく左右すると思う。

本当ならば、言わずともやってほしい気持ちは
ありつつも…私が選んだ伴侶はやらない人なのだから、
やってもらうように促さなければなりません。

その姿を見た子供たちは、
母の日や父の日、敬老の日を
大切にするようになると思うのです。

イベントだからやる…のではなく、
どう言う想いでやるのか伝えるのも良いですね。

未来の奥さんや旦那さんに
悲しい思いをさせないためにも
ここで意識改革を起こすのは私の役目なのです!

ママも毎日頑張ってる。
パパも毎日頑張ってる。
子供だって毎日頑張ってる。

だからこそ、一年に一回くらい
「頑張ってくれてありがとう」
「健やかに育ってくれてありがとう」

目に見える形で表す日があってもいい。
それが、母の日、父の日であったり、
こどもの日であったり、誕生日であったり。

色々なタイミングがあるけれど、
「ありがとう」って言われるのが
嬉しくない人なんていないんだから。

お金なんてかけなくてもいいから、
それぞれの心が温かくなる日になるように。

つかみ取る母の日だっていいと思う。

「カワイイはつくれる」といつかのCMは言っていた。
元から可愛ければ、それに越したことはないけれど、
努力して得た可愛さだって素晴らしい。

「母の日はつくれる」のです。

SNSの向こう側の母の日の世界。

自然とそう言うイベントを
してもらえている人ばかりじゃなく、
私のようにつかみ取った場合もあるという事が
昨日胸に痛みを感じた人のエールになりますように。

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