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夏のおわりの、たまゆらちょうちん
少し涼しくなったような気がします。
風が…。 ちょっぴり淋しく感じられます。
そんな風に吹かれていると、数年前、8月末に訪れた
玉造温泉を思い出しました。
玉造温泉は、美肌の湯として有名です。
温泉は柔らかく、お肌はしっとり、とてもすべすべになります。
美味しいお食事をいただいた後は、温泉街をお散歩しました。
その時旅館の方が、玉造温泉の名物、「たまゆらちょうちん」を
貸してくださいました。
ちょうちんの灯りに導かれながら、温泉街の川沿いをゆっくり歩きました。
もちろん、浴衣を着て。
「カラン♪ コロン。」「カラン。コロン♪ 」
下駄の音も涼やかで、心地よく響いていました。
夜の薄明りの中、手には、たまゆらちょうちんを持った
他の旅館のお客さんたちと、すれ違いました。
他のお客さんたちも、色とりどりで、様々な模様の浴衣を着ていました。
浴衣がちょうちんの灯りに照らされて、とても美しく見えました。
そして、それ以上に、みんなの笑顔がとても美しいと思いました。
たまゆらちょうちんは、人の心も温かく、美しくしてくれるんだと
しみじみ感じました。
夏のおわりの、たまゆらちょうちん。
思い出すと今でも、私の心に灯りをともしてくれます。
玉造温泉は、少彦名命さま、大名持命さまが見つけられた温泉と
伝わっています。
温泉街には、玉作湯神社があり、「願い石」に触れて祈れば
願いが叶うと言われています。
皆さまもぜひ一度、訪れてみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
💗感謝💗 天海瑠璃