も:田舎の家庭医

地方で家庭医をしています。プラナタリーヘルス/地域活動/社会的処方/緩和ケアに興味があります。

も:田舎の家庭医

地方で家庭医をしています。プラナタリーヘルス/地域活動/社会的処方/緩和ケアに興味があります。

最近の記事

自分の価値を高めて人を喜ばせるには

自分の人生の価値観の中で、人を喜ばせたいというマインドがある。 しかし内向型人間の私にとって、コミュニケーションで人を喜ばせるのは大変困難を感じるのである。 仕事で人を喜ばせるのも、なかなか難しい。 医師という職業においては、悪い話を伝える場面も多い。 慢性疾患外来・予防の関わりではコーチング的に勇気づけるを意識しながらコミュニケーションを取っているが、満足はしてもらえているかなとは思うこともあるが、純粋な気持ちで喜ばせるまではいかない(いきようがない?)と思っている。

    • プライマリ・ケアでのエビデンスの社会実装について思いをはせつつ、個人レベルの振り返り。

      研究でエビデンスが出てから、社会実装implementationされるまでは、17年かかる。介入試験などでエビデンスが蓄積されたものと、実際に社会で行われていることの間に差がある。これをevidence-practice gapと呼ぶ。 それを埋めるために、なぜ実装されていないかを解き明かす実装科学implementation scienceという研究分野がある。 今回は自分が普段意識しているエビデンスを主観的に実施できているか、実施できているかどうかを客観的に測定できるか

      • 慢性疾患外来、R6年6月からの生活習慣病管理計画書って外来の質向上になりますか?

        令和6年度の診療報酬改定から、今まで外来患者の主な医療点数であった慢性疾患管理料から生活習慣病管理指導料に移行することになりました。 この生活習慣病管理指導料というのは、高血圧、糖尿病、脂質異常症に算定でき、当診療所では外来患者の8割程度が生活習慣病管理指導料に移行していく予定です。 生活習慣病管理計画書を患者ごとに作成して、4ヶ月に1度のペースで発行することが必要となりました。 多職種連携での指導を推奨していますが、当診療所では看護師の手も足りないので、医師が計画書を診察