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Day 168 カナダで帯状疱疹になった【アラサー女子のスパルタcoop留学】


こういう病院系のネタは皆さんのnoteを見て「大変だな、、でも参考になるな。。」と他人事で見ていたのですが、ついに自分が情報提供側になってしまいました。


誰かの役に立てば…と思って時系列に沿って書いていきます。


首のあたりがピリピリ…そして湿疹


はっきりは覚えていないのですが、先週から左の首筋に違和感がありました。引っ張られるような感覚。


Grouse Grindに行ったり、ランニングをしたりと外に出ることが多かったので、日焼けしすぎたか、もしくは最近髪をまとめていることが多かったので引っ張られて痛いのかなと思っていました。



全く気にせずに過ごしていたのですが、2日ほど前、うなじのあたりにかゆみがあることに気付きました。でも、鏡やスマホを駆使しても皮膚の状態を確認することができず、「まあ誰かに会った時に見てもらおう」と軽く考えていました。


そして翌日クラスメイトに撮ってもらったのがこれ。「虫にでも刺された?」と心配されます。


お目汚し失礼…


昨日夜時点での症状は2つだけ。

・患部付近の痛み
・湿疹のかゆみ(これはそんなにひどくない)

特に耐えられないほどでもなく、そのまま寝ました。


対処する?放っておく?


日本だったら皮膚科にすぐ行くことができますが、カナダは医療制度が全く違って、もし病院にかかりたい場合はかかりつけ医に相談し、必要であれば専門医に紹介してもらうという流れになります。


ただ、たいていの場合は専門医まで行くことはなく、風邪であれば薬飲んでね、とかで終わりらしいです。紹介してもらう場合でも2週間くらいかかるという話だったと思う。


そして更に私のような留学生にかかりつけ医はいないので、代わりにwalk-inクリニックという新患を受け入れてくれる病院に行くことになります。ただこの場合もなかなか予約がとれなかったりする。


なのでなるべくなかったことにしたかったのですが笑、本当に帯状疱疹だった場合は抗ウイルス薬を早く飲むことが大事で、対処が遅れるとまれに帯状疱疹後神経痛という長期的な病気になってしまうこともあると知り、ちょっと心配な気分になりました。



やっぱり薬を処方してもらおう


症状が軽くなることを祈って今朝起きましたが、首筋が筋肉痛のようになって、左側の前側のあたりまで痛みが広がっていて、明らかに悪化していて憂鬱な気分になりました。


これはしばらく心配することになるよりも何か対処しなくちゃ…と思い薬を調べますが、処方箋なしで購入できる薬は痛み止めや腫れ止めのみで、原因であるウイルスに効くのは処方された薬だけのようでした。


面倒だけど病院を探すか…と思い、加入していた健康保険のメールを掘り起こすと、オンライン診療の案内を見つけました。


診察代も立て替えなくていいんだ!

それで案内通りにアプリをダウンロードして簡単な症状を入力して待っていると、どうやらチャットでドクターにつながった様子。


私が最初に入力した内容


その後のチャット内容
帯状疱疹=Shinglesだそうです


見ての通り、私が入れた「先週からピリピリしていたところに数日前に湿疹ができた。」という情報と、先ほどの患部の写真の他には、熱や吐き気はある?くらいのことしか聞かれておらず、これはこれで「こんな情報だけでわかるの?」という気持ちにもなりました。。笑


ファムシクロビル


その後身分証をアップロードすると、すぐにオンラインで処方箋を発行してくれて、近くの薬局を選ぶと、そこに自動で内容が送られるという仕組み。なんて画期的!!


薬局にて


薬局に薬をピックアップしに行くと身分証を確認されて処方箋も確認できた様子。「30分だけ待って」と言われたので、お昼を食べて戻ってきました。


戻ると「あなたね!」という感じで袋を掲げて薬を持ってきてくれた薬剤師さん。「帯状疱疹!?若いのに!!」と言われました。笑


若い人がなるの珍しいの?と聞くと、今までは50代以上がなりやすくて、その年齢の人には予防接種を勧めていたんだけど、最近は若い人もなるのよね…とのことでした。


薬は1日3回、空腹時ではなく食事と一緒にね!一錠はとりあえず今飲んでいいよ。めまいがする人もいるから気を付けて!と言われながら渡されました。


早速飲むか、と思ってその場で薬を開けようとすると蓋がどうしても開かず困っていると「開けやすいやつにかえといてあげる!」と別のタイプに交換してくれました。



薬はこんなかんじ

保険はどうなる?


私が加入していたのは、こちらのTuGoという保険。

今回かかった費用は1週間分で$115.34、オンライン診療は保険でカバーされるので負担なしです。


ただ念のため薬を受け取る前に保険金請求の方法を確認すると、「書類受領後、4〜8週間でチェック (小切手) が指定した住所に郵送されてきます。(https://ovrsee.ca/services/medical/claim-procedure/)」とのこと。


私来月帰国だから小切手なんて受け取れないんだよな…と思いバンクーバーオフィスに相談してみると、オフィスで代わりに受け取って私のカナダの銀行口座に振り込んでくれるとのことでした。


ちなみに1年分の保険(約$800)を加入していて半年で帰国するので返金という方法もあったのですが、オンライン診療を使用した時点で保険金を請求していることになり、制度上返金はできないとのことでした。


というわけでとりあえず今回の$115は私が帰国した後にひっそりカナダの口座に振り込まれるというわけです。いつかこのお金に救われる時が来るのだろうか。


薬について


もらった薬は日本語では「ファムシクロビル」というそうで、日本でも帯状疱疹やヘルペスの治療薬として使われるもののようです。


ちなみに帯状疱疹って水疱瘡のウイルスが原因らしいですね。大人になって免疫が落ちた時に、子供のころにかかった水疱瘡ウイルスが悪さをするらしいです。


そして主な原因はストレス、疲労、風邪などでの免疫低下。これに関しては最近色々忙しかったので自覚ありです。身体に無理させてしまっていたようで申し訳ない。大反省。


友人も何人かなったことがあると言っていて、薬剤師さんの言う通り若い人もよくかかるみたいですね。ストレス社会だ。。。


まとめ


とりとめもなくカナダで薬をもらう話を書いてみましたが、こういう「すごく深刻というわけでもないけど病院には行っておきたいな…」という症状が一番悩むので、誰かの助けになるといいなと思います。


ちなみに下記は1年前の情報ですが、今回のように軽い症状であれば、薬局の薬剤師さんの予約を取るという方法もあるようです。(これはカナダのMSPという健康保険に加入が必要ですが)



今日は仕事のミーティングもキャンセルして少しゆっくりできたので、明日からもぼちぼちやっていこうと思います。薬すぐに効いてくれよな!!




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