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Day 180 Nikkei National Museumに行ってみた【アラサー女子のスパルタcoop留学】


ふと思い立って今日はこちらに行ってみました。


カナダでの日本文化の普及やカナダに住む日本人に関する歴史についての施設で、ずっと気になっていました。


行ってみると今日はFarmer’s Marketの日で、たくさん出店が出ていてにぎわっている。施設内には日本食スーパーもあって、一瞬入って納豆がたくさんあって心惹かれましたが、一旦展示を見ることにしました。


展示では19世紀ごろに日本人がカナダに初めて来てから、現在までにわたる長い歴史が説明されていました。


日系カナダ人たちは、戦争がはじまると収容所での生活を強いられたり、家や財産を差し押さえられたりと、壮絶な経験をしていました。


収容所の一つになったのがヘイスティングス・パークだったようで、現在ジャパンタウンなどが残っている地域でもあります。このあたりは最近は治安が悪いことで有名ですが、収容所があったこととは関係しているんでしょうか。。


このカナダ政府による日系人への政策についてはのちにカナダ政府からの公式謝罪が行われています。

第二次世界大戦期に日系人に対して行なわれた政策は、のちに「人種差別」と「戦争を口実にした人権侵害」の歴史的な不正義として反省され、「リドレス(戦後補償)合意」によってカナダ連邦政府による公式謝罪が行なわれ、被害者には一人当たり21,000ドルの補償金が支払われました

Broken Promises Japan

カナダの歴史は習ったことがあったけれど、そこにいた日本人に関してのことはあまり頭に入っていなかったので、すごく勉強になりました。


こうやって必死の思いで生きてきた日本人がいたからこそ、今バンクーバーで日本人として何の不自由もなく生活できていると思うとありがたいなと思います。


それと同時に、国籍と異なる国で生活を築いていくことで様々な困難があるという点は、今はもちろん当時ほどではないですが、昔と共通するものがあるなと思いました。


一つの国を運営していく以上、国境線の中の国民を第一優先にしなければならないし、彼らの生活を確実に保証するためにはどこかで線引きをする必要がある。


そうした状況の中で、その線引きの外側になった人たちは、非人道的な扱いを受けるのはNGだとしても、優先されないということはあり得ることですよね。


最近はカナダでも移民への条件がころころ変わって留学生の間では混乱が起きていますが、これもカナダ政府が国民を守るために試行錯誤しているのかなと思うと納得できる部分もあります。


逆にそんな中でも永住権を目指し、経験がなくてもカナダ政府が必要としている職種に就くなどの行動をとっている日本人もいます。


そういう人たちと比べると自分は長く住むためにそこまでの労力を割く気力はないので、いずれにせよ早めに日本に帰るタイプの人間だったんだなと思いました。



そんな真面目なことを考えながら出てきて、Farmer’s Marketがまだ開催されていることを思い出しました。



日本人の農家の方から九条ネギを買うと、おまけね!と言って水菜も入れてくれました。この八百屋さんみたいな感じ懐かしいなあ。



更に回っているとキノコを売っているお店があり、こちらは立派な髭を生やしたカナダ人の男性が店主でした。かなり立派なマッシュルームを購入し、どこで育ててるの?と聞いたら、家の裏のガレージだよ!と言っていて驚き。笑



オレンジキノコ気になる


他にもたこ焼き、クレープ、中華そば、アクセサリー、石鹸、人形などが販売されていて、かなり賑わっていました。



帰宅後は夕飯で、先ほどのマッシュルームを豚肉や玉ねぎと一緒に蒸し焼きにしたらすごくおいしかったです。


本日の戦利品
ぜんぶ豚肉で隠してしまった笑


思いつきで行動した割に良い経験ができた日曜日。明日からは学生最後の1週間なので、楽しみたいと思います。

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