島根県益田市調査(1.2日目)
2024/6/3〜6で島根県の西端、益田市へ行ってきました!
益田市は合併を繰り返してできた人口4万人ほどの市です。歴史・文化的にみると、東は浜田藩、西は長州藩、南は津和野藩の影響を受けており、海あり山ありの豊かな地域です。「過疎」という言葉の発祥地(旧匹見町)ともいわれています。
さて、今回私たちが調査に来た理由は、益田市内各20地区に設立された「地域自治組織」の設立経緯や運営実態を学ばせていただくためです。
人口減少と高齢化が進行するなかで、これまで慣習的に行われてきた農村地域の自治については、活動の整理や組織の再編が課題となっています。こうした状況に対して、政策としても「小さな拠点」や「地域運営組織」の設置が推進されているところですが、実際、現場レベルではどのように受け止められているのでしょうか。今回は主に北仙道地区のみなさまにお話を伺いました。
あわせて、“地域外の人が地域にどう埋め込まれていくのか” をテーマに研究する内野くんと、“地域の特色をいかした教育は住民の内発性にどのように影響をおよぼすのか” をテーマに研究する新里のそれぞれの関心から、地域で活動する移住者や高校生の方々にも聞き取りをさせていただきました。
地域自治、移住、教育・・・一見ばらばらにみえますが、益田市にはこのすべてをつなげて地域づくりを推進する中間支援組織があるんです。
それが一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー(通称ユタラボ)さん。今回の調査はユタラボさんとのご縁で実施することができました。本当にありがとうございます!
1日目
萩・石見空港に到着して車を10分走らせれば市街地や海にアクセスできる素晴らしさ。まずは日本海をながめながらランチをいただきました。
午後はユタラボさんの設立背景や高校連携事業についてのヒアリング、ユタラボさんとの関わりをきっかけに自発的な活動をはじめた高校生へのヒアリング、地域自治組織の制度設立当時を知る方へのヒアリングを行いました。
2日目
2日目は北仙道地区へ。市街地から車で10分も行けば田園風景が広がります。
こちらでは北仙道地区の地域自治組織「北仙道の明日をつくる会」について、設立の背景やこれまでの活動の経緯などについてヒアリングさせていただきました。
20地区20通りの地域自治がおこなわれている益田市。これからも研究室として関わらせていただく予定です。今後ともよろしくお願いいたします!
新里
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