すきなひとのはなし(下書き供養)
「ああ、すきだな」「すきだ」「うわあ、好き」「どうしよう、すき」あらゆるバリエーションのすきをみつけるたびに嬉しくなったり、困惑したり、ちょっとだけ抗ったりしながら結局のところすこしずつすこしずつ「すき」をそこに積もらせていくのだと思う。
「すき」と目が合うたびにひとつ、またひとつ、と無意識のうちに積み重ねていくそれ。なにかの拍子にその体積の大きさに気がついたときにはもうずいぶん、そういえば、とっても、めちゃくちゃすきでした、と白旗を降るしかない状況に陥ることがとてつもなく多い。きっかけがひとつじゃないぶん、そのたくさんの点がちょっとずつ繋がって長い一本線になっていくようなそんな感覚がいとおしくもちょっぴり照れくさくもある、そんな感じ。
いまおおきな「すき」に直面して、そのおおきさにどきどきしながらたいせつに抱きしめているところです。知れば知るほど「すき」が増えていく気がして、たのしくて、うれしくて、仕方ないです。わくわくしている、どきどきしている。そうやって胸踊る感じがいまのじぶんをあらわすことばとしてはいちばん相応しいのかも。
とだけ書いてあったのでそっと供養。
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