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【ARK ASA】るぴさんは恐竜島の支配者になりたい32ページ目

 遂に決戦のとき。

 この島の支配者を守るボスを倒して、残すは丸裸の本拠地。火山の火口にあるゲートから侵入すると次々に肉食生物が襲ってくるけど、難所の強者洞窟を突破してきたアクロカントサウルスの前では敵じゃない。
 難なく転送機の前まで到着、すぐに支配者が待ち受けるエリアに飛ぶ。

 飛んで最初に目に入ったのは3ボスを監視?するコントロールパネルとモニターのようなもの。きっと、ここでコーヒーでも飲みながら悠々と眺めていたに違いない。ここに私が踏み込んでくるとも知らず。
 このモニター室のような部屋の先はずっと廊下が続いて、物音一つしない。それがまた不気味で、私の心臓の鼓動も早くなっていく。

 一番奥までたどり着くと、大広間になっていて、無数のパーツが蠢く物体と、機械の敵が待ち構えていた。

 これが監督者?生き物じゃないの?

 そんな疑問を抱いている暇もないくらい敵が次々と襲い掛かってくるけど、反射的に迎撃態勢を整えて、ティラノサウルス部隊が突撃、私はダエオドンの上で援護射撃。
 今までの戦闘経験から勝手に体が動いて、次々と体を変化させて私たちを翻弄しようとする監督者の攻撃も今の私には何の揺さぶりにもならない。

 そして、監督者は目の前で崩れて、私は誰かの記憶らしきものの中に飛ばされる。気が付いたときにはいつもの世界に戻っていて、本当にこの島を解放できたのか疑問だったけど、ギルドとの通信に妨害が一切なくなっていた。
 
 この島の支配者、倒せたんだ……

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