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食は人をつなぐ
私は2018年3月9日に食品ロス削減と食料支援をおこなう団体を設立しました。
フードレスキュー団体、ジャパンハーベスト。現在は岡山県や広島県で活動しており、今後の目標は大阪チームや東京チームを設立し、日本を舞台に活動を展開し、この分野から日本を変えることです。Websiteはコチラ→www.japanharvest.or.jp
今日は1日、ジャパンハーベストの活動でした。スーパーマーケット6店舗、製パン工場、食品加工企業、ホテル、コンビニ4店舗を回りながら、食品を受け取り、パートナー企業の皆さんにご挨拶。そして、その食品を岡山県内の4つの自治体に寄付しました。
具体的には、岡山市の子ども食堂、こどもシェルター、行政機関。倉敷市の子ども食堂2ヶ所。吉備中央町の児童養護施設。そして、今日は初めて美咲町の子ども食堂にも伺いました。
週末に40人の子どもたちへ食事を提供しているとのことだったので、きびだんご40人前やお餅、タコの玉ねぎ揚げなどを届けました。「子どもたちが喜ぶ顔が目に浮かぶね」とスタッフの方が笑顔で話してくれたのが印象的でした。
私たちの活動は、「食品ロス削減」と「食料支援」を掛け合わせたもの。とはいえ、「これで全ての問題が解決する」とは思っていません。でも、食を通じて人がつながり、心が通い合い、お互いを思いやる時間が生まれる。食品には、ただ食欲を満たすだけではなく、人と人を結びつける力がある——私はそう信じています。
「再会が教えてくれたこと」
今日、とても嬉しい再会がありました。
2018年3月、私がこの活動を始めたばかりの頃、スーパーの店長さんが食品提供に協力してくださったことがありました。当時から温かく支えてくださった方と久しぶりにお会いすると、彼は現在、広島県のエリアマネージャーとして活躍されていました。
「もう、あれから7年も経ちますね」当時のことを懐かしそうに振り返りながら、「今でも覚えていますよ、最初に一緒にやった日」と店長さんが言ってくれたことが、本当に嬉しかった。
食品支援の活動をしていると、企業の方や支援団体、地域の方々とたくさんの出会いがあります。その一つひとつの縁がつながり、時を経て、また別の形で交わることがある。そして、お互いに違う場所で成長しながらも、同じ思いを持って前に進んでいる。そんな瞬間に立ち会えることが、何よりの喜びです。
「食がつなぐ未来を、一緒に」
活動を続ける中で感じるのは、「食は、人を支え、人をつなげるもの」ということ。私たちが届ける食品そのものが全てではなく、それをきっかけに生まれる会話や、誰かを思う気持ちが、支援の本質なのかもしれません。
もし、この記事を読んで、「自分にも何かできることがあるかも」と感じた方がいたら、ぜひ一緒にこの輪を広げていきませんか?
食品提供、寄付、ボランティア、シェア——どんな形でも、関わり方は自由です。
食の力で、支え合う未来をつくる。それが、私たちジャパンハーベストの願いです。