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実用書を試す 〜 洋書ステップアップ(7)

 今まではひたすら小説を読んでいました。嫌なことがあったら物語に逃げて現実逃避、が私の毎日です。でも気分転換に実用書を試すのもいいですよね。
 実用書と言うと技術やビジネス、自己啓発、マインドフルネス関連を思い浮かべます。

◇ ◇ ◇

 こんにちは!
 この記事は洋書経験ゼロから習慣的に楽しめるようになるまでの回想録を書いています。マガジンでまとめてありますので、他の記事へは、そちらから辿れます。

(1)準備段階(疑心暗鬼。私に英語で小説が読めるのか?)
(2)初めての洋書(よろしくお願いします)
(3)ページ数を増やす(本らしい厚さに挑む)
(4)和書で既読の小説を洋書で読む(苦肉の策です)
(5)映画本に挑戦(背伸びしてみた)
(6)Kindleとヤングアダルト(身の丈にあったものを読む)
(7)実用書を試す(気分転換) ◀︎ ここです
(8)映画本、再び(楽しいぞ!)


実用書は小説よりも簡単?

 プログラマーはネットをググると英語のページに飛ばされることが多く、しょうがないので必死に英語の文章を読んでいました。Q. and A. も英語のサイトに飛ばされる事は少なくありません。
 その経験から実は、洋書を読むのは小説よりも技術書の方が簡単なのではないか、という思いがありました。

 実際、プログラミングの世界で使われる単語は限られてきます。大体同じような表現が繰り返されるし、第一、技術書の目的は誤解される事なく、読んでくれる人にわかりやすく解説するのが使命なので、直訳とは真反対な意味になる表現や余分な比喩は少ないと思います。その分、悩まないです。

 小説を洋書でそこそこの冊数を読んでみて感じました。実用書は楽です。
 ただし自分の専門、あるいは慣れ親しんだカテゴリーに限ります。そして技術書の場合、英語で読んで意味がわからない内容は日本語で翻訳されたものを読んでも簡単には理解できません。やれやれ ¯\_(ツ)_/¯
 よって実用書を洋書で読むことは映画本ほど無謀でも何でもありません。

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Runner’s World Running on Air

 これはランニングの呼吸方法についてだけ解説した本です。呼吸法だけでこの値段... 高いですねー。よく買ったもんだ。
 しかしですね、この本で得た呼吸方法はかなり気に入っています。読んで 7年経った今でも常にこの呼吸方法で走っています。

 走る時の呼吸法はネットによく取り上げられますが、小学校の時に習う単純な「2回吸って2回吐く」などのリズムよくとか、「腹式呼吸だ」「鼻呼吸だ」とか、どこを見てもほぼ同じ内容です。どこのサイトを見ても代わり映えしません。
 しかし、この本で紹介している呼吸はとてもユニークです。まず日本語のサイトで紹介している所はないと思います。金哲彦さんが「こんな呼吸法があるよ」と、かろうじて3行程度で言及されていたのを見たことがあります。なぜ、その呼吸法が考案されたかなど詳しい説明は一切はありませんでした。著作権の問題でしょうかね?

 興味あるランナーさんはこの本、本を読んでください。採用しようとしまいと関係なく、参考になると思います。選択肢が増えることはいいことです。

 (実はここでいっぱいテキスト書いてしまったのですが、内容がランニングの話になっていたので削除しました。別の記事で書きます)

Runner’s World Essential Guides

 これはランニングにまつわる怪我の本です。
 当時、ブログで一つの記事を500文字程度で英語日記を書いていました。その内容にはランニング関連も何回かありました。その際「はて? 病気の名称とか、体の部位の英語表記がよくわからんな」と気づき、英語のサンプルがたくさんある本が見たくなり購入しました。
 私はほとんど怪我らしい怪我はなかったのですが、足底筋膜炎とやらで走れなくなった時があり、それがきっかけでしたね。

Anyway: The Paradoxical Commandments

 逆説の10カ条「それでもなお、人を愛しなさい」
 この10か条だけは日本語訳を読まれている方は多いのではないでしょうか?

 10カ条を読む限りはとても感銘を受け、この戒めをいつも心に抱きつつ生きていこうと思ったりしたのですが、本を読み終わった時の印象は気持ちの良いものではなかったという記憶が残っています(2013年に読んだ)。
 そう感じた理由が思い出せません。
 自分はこんな立派な人間にはなれないとか、それとも著者の鼻につく意識高すぎの文章が嫌になったとか、それとは反対に著者の意識は思ったほど高いものではなかったとか、どれが本当の理由か全く思い出せません。
 ただ、もう一度読もうという気にはさせなかったことだけは事実です。
 多分、私が悪いんです。

MATH GIRLS

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 これは実用書の部類ではないのですが、内容はほぼ数学の実用(学習)書だと思います。結城浩さんが書かれた「数学ガール」がオリジナルです。形式はボーイミーツガールな小説の形をとっていますが、内容はガチ、数学手引書です。たぶん数学が好きな方で「数学ガール(日本語版オリジナル)」を知らない人は皆無だと思います。

 私には無謀でした *\(^o^)/* 数学は好きですが数学できませんから! 好きだけどできない、そんな人もいるんです!(声を大にして言いたい)
 この本も上記の “Runner’s World Essential Guides” と同じ理由で購入しました。数学の表記、どう書くんだ? が動機でした。
 一応プログラマーなので三角関数とか行列とかの話題をブログに英語で書こうとしたんです。でも完読は途中で挫けました。数学難しい。
 知的な少女には憧れるタイプなので買って後悔はしていません。でも...

 私のハードカバーですけど、何ですか? この値段(2020年9月6日 3,752円)。こんな値段で買ったのかしら? USアカウントで買ったんでしょうかね? この時期のアマゾンの履歴がないので確認できません。この値段、恐ろしい。

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 実用書までにも手を出して、この頃は洋書を読みまくっていました。そもそも和書にはほとんど手を出していなかった 3、4年間でしたから。
 2013年ごろ、日本のアマゾンでも和書のデジタル販売が開始されました。確かこの頃です。アマゾンの購入履歴がそう示しています。

 和書を読むようになって洋書読書は急ブレーキがかかりました。でも、全く読まなくなったわけではありません。
 次回は、ようやくこのシリーズの最終回ですね。何とか書ききれそうです。