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「伝説の頭 翔(第2話)」美人局とヤンキーの縄張りと群馬に行くオタク
やっぱりセーラー服の下につけるのはサラシだよな。と思って最後のグラビア撮影のところは結構エロかった。昨今のテレビでのエロさ加減はこのくらいが限界よね。とはいえ、セーラー服を着てる事態で結構エロさを感じるのは歳の過ぎた男性だけなのだろうか?そんな気もする。
そういう意味で、このスケバン御用達のセーラー服きてるアイドルはあくまでもフィクション的であり、それに現を抜かす高橋文哉はある意味、時代錯誤の空間に陥ってるという感じなわけで、このドラマがそれなりに面白く感じられるのはそういうところなのだろうね。
で、今回は、グランドクラスのショバで美人局をやっていた北総愚連隊との揉め事の話。そこに、ブラッドマフィアなる団体も現れ、このドラマのヤンキー軍団、三つ巴の様相が明確になる。で、高校生がおっさん相手に美人局っていうのは、今もありそうだが、見つかると詐欺罪や淫功罪が表面化して、今ではこういう感じで商売するのは難しいだろう。だが、このおっさんのように、こんな可愛い子が立ちんぼやってたら簡単に引っかかるのもわかる。
とはいえ、このおっさんが、ボコられて、グランドクロスになんとかしてくれと頼みにくるのはお門違いだろ。警察に言いたくないのもわかるが、結果的にこのおっさん、グランドクロスにも見捨てられ、最後に出てこないものね。この辺はドラマ的に弱い。
こういうヤンキーの縄張り争いみたいなのは、完全にヤクザ映画のパロディーとして展開され、そこに警察という体制が全く関与してこないのは常套手段として的確だし面白いが、ヤンキーの揉め事や、裏アイドルの枕営業みたいなことをどう面白く描いていくかというところですね。
で、主役の高橋文哉は、なかなか勢いある演技をしている。役者としての成長もはっきり見受けられるし、なかなか難しい二役も上手くこなしている。しかし、本物の主人公が病気で復帰できないということは、ここからは、身代わりの高橋の男としての成長と、今回で連絡先を交換してしまった関水渚との恋物語がどう進んでいくかというところだろう。
関水は、ある意味、今の若い女優の中では、結構、壊れたような女子の役もこなせるところが魅力である。そして、結構際どいシーンもできるということで、高橋とどんな絡みをしていくかは興味深い。そう、すごい美女でなく、キュートさをなくさない感じは良いですよね。次回は、彼女もサラシ姿を見せるようですが、楽しみではあります。
ヤンキーの話は、ある意味、時代劇的に楽しめるところが重要で、どう現実の問題も含め、ここにぶち込んでいくかだろう。