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文章を綴る、手紙をしたためるという気持ちでネット内の連絡をする社会になってほしい。

東京都の感染者数が、漏れたり、二重に計算されたりされていたと、昨日ニュースが流れていた。FAXを使った連絡方法がこういう原因を起こさせたとして、ネットワークを使ったオンライン管理に切り替えるということである。

本当に、私のように普通にPC、インターネット優先生活しているものにとっては、気絶してしまいそうな話である。だいたい、FAXなんていう道具をありがたく今も使っているのは日本くらいのものである。いまだに、「メールでください」「PDFで送ってね」とか「共有はどうします」という言葉が異次元の日本人が多すぎる。そして、「高齢だから」「アナログ人間だから」とのたまう人々が、時間が経っても一向に減らない日本はなんなのだ?日本が、没落国になった原因の一つはここにある。

そんな中、猫も杓子もスマフォを持ち、連絡を取ろうとするのはいいが、いわゆるEメールというものが、できない人がご万といる日本というのも困ったもので、自分のメールアドレス、それに紐ずくパスワードなど、全く気にもせず、忘れたままの方が多すぎるのである。定額給付金の申請でマイナンバーカードのパスワードを忘れている人多数というのも同じ話。だいたい、こういうアカウントを作るときの意識のなさがすごい!それで、「セキュリティ」とか「騙されるな」とか言ったって無理ですよね?

とにかく、このコロナウィルス 禍で、今後、国民一人一人がインターネットをさらに使いこなさないと生活は成立しないし、キャッシュレスや無人店文化に進むことは間違いない。そんな中で、日本は、今こそ名ばかりでない本当の意味での「IT革命」が必要な気はする。とにかく、この間、この名前を国が出した時は、多くの税金の無駄使いをしたはずなので、そうならないようにしていただきたい。

だいたい、この期に及んでいまだ、小中学校で一人一台のパソコンもない状況は、あまりにも江戸時代的な21世紀なわけである。そういうのをちゃんと進めていれば、今回もすぐにテレワークの授業ができたわけですよね。全ては、日本の国の未来を見ずに利権を肥やすだけのいい加減さが産んだ状況である。

でも、今回言いたいことは、そんなことではない。上記のことにより、LINEのような会話だけを行うサイトで、連絡し合う文化が横行し、いわゆる古典的な手紙や、ビジネスレターの礼儀やマナーが、年寄りから子供まで実にひどくなっているということへの愚痴である。

まず、古く江戸時代以前に帰れば、手紙とは、手紙特有の文語文体で、大切な人にしたためるものであったのだ。そして、それは筆で書いていたのだから、筆圧に心境が現れていた。そこを見て、そのときのその人の心持ちを今に伝えているものも少なくない。心の歴史がそこにあるのだ。

明治に入り、口語文による手紙を書くようになっても、「手紙の書き方」という本があるように、その既定の言い回しを大事にするのが日本語だったのだ。それは、美しく自分の気持ちを伝え、相手に敬意をはらい、ときの流れの中の事象を緩やかに動かす意味もあった。季節により、言い回しを変えるのも日本特有の美しき文化だと思う。(私は右翼ではないですよ。日本が好きなだけです。)

古いビジネス書などを見ても、手紙のやり取りの中に「ビジネスのやり方」を見出せることを示しているものが多い。つまり、いわゆる喋る言語とは違い、書き綴る文章には、別の力があるのだ。これは、日本に限ったことではない。

20世紀後半、インターネットの発達により、Eメールという発信手段のやり取りが増えた。最初はビジネスの世界だった、だから、そのマナーはいわゆる手紙の書き方に準じていたと思う。タイトルの付け方から、返信の仕方、全てはそれなりにちゃんとするように指導された。多分、ここで学習しなかった高齢者が、今でもひどいマナーの中でのメールのやり取りをしているはずである。そういう人はFAXをいまだありがたがり、マナーもひどいもの。送ってから電話する二度手間大好き老人たちである。まあ、昔、FAXで仕事の図面を送っていた頃、着いたかどうか確認する電話かけさせられていた時はあった。今でも、メールしてから電話する人がいるが、その名残でバカとしか思えない。

そして、時がすぎ、Eメールではなく、LINEという遠隔おしゃべりツールができたことで、高齢者と若者たちが、古き良き手紙文化を一気に破壊し始めた。ビジネスのことをLINEで流すのに、写真だけ送ってきて、説明がなかったり、単語を並べて、最後に「やって」とか書いてくる。そういうの無視していると、怒りのLINEでもう「仕事しません」。もう、ママゴトもいいとこの人少なくないのです。若い人は、仕事相手に対するマナーも基本教わっていない。

ということで、私はLINEでまともな会話ができない人とは仕事はしないし、基本、仕事はEメールで行うようにしているのです。緊急事はいろいろありますけどね。あと、電話もあまり好きではありません。昔から口約束は一番ダメ!Eメールは長く記録が残るのが良いところ。そういう意味でLINEはいい加減なクラウドシステムなので、なくなることがあるので、ビジネスには使うべきではないと思っております。

そういって、それなりの地位の人にEメールを使っていただくと、タイトルを書かない人が多いことがまず一点。相手先を書かないことが2点目。冒頭に、「お世話になっています」と書けないことが第3点。そして、相手に対して敬意を表さない文を書くという4点セットの人が実に多い。こちらを年下、格下と見るや、タメ口メール送ってくる輩は論外である。

とにかく、安倍晋三とは直接関係ないが、この数年、こういう人たちが増え、そういう人たちは、PCなど覚える気もなく、ただ無法に立ち振る舞い続けているわけである。そして、今回のコロナウィルス 禍。

多分、これから多くの人が苦難の中に陥ると思うが、手紙のマナーとは相手に対する敬意があってのことである。そして、インターネットビジネス本格化時代に入ると、その敬意がないものは、もはや簡単に崩壊していくと思われる。当たり前である。今回のことで、世の中の業務というのは、みんなつながっているということが見えてきた人は多いと思う。これは、大会社だから、中小企業だからということではない。お互いの敬意と尊敬の中でうまく歯車が回っているのだ。そう、ただの中身のない周旋屋は必要なくなるし、大声だけでなんとかなるののでもない。そう、お互いに必要とされるものは残るが、虚業は消える。

日本の現首相は、日本語がまともに話せないし、漢字が読めない。そして、感情がないから、国民に対し空っぽの演説しかできない。しかし、こういう日本人の数が、すこぶる多くなっている現状は見逃すわけにはいかないのだ。

人の品格は、言葉と立ち振る舞いから表現される。そういう意味でも、インターネット内で書き綴る文章には気を遣っていただきたい。時代は、そういうことから直していかないと先に進まないと思い長い文章を書かせていただきました。まず、心地いいネット内環境を自ら作って行きませんか?


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