「アリバイ崩し承ります」浜辺美波に吸い込まれるドラマ
昨晩から始まったドラマである。浜辺美波、安田顕、成田凌と言うメンツだけ見ても深夜にやるのはもったいないだろうと思わせるが、とにかく浜辺美波は容赦無く可愛い。
美少女という言葉は彼女のためにあるのだろう。モデルからの転身女優が多い中、子役から女優一筋。何か中途半端なアイドルとは一線をかくす匂いがするのが、浜辺美波。そして変なスレ方をしていない。憧れの女優が司葉子と言っているのはだてではなく、ある意味、昔のスターとしての存在感を持っている娘である。
ドラマも、昔ながらの推理ドラマ。時計屋役の浜辺が警察の操作に裏で協力すると言うのは新しいかもしれないが、どんなアリバイを作ってくるのかと言うのがドラマ的な見所だろう。それはそれでわかりやすい。
舞台の時計屋も趣があって良い。そこに浜辺の修理屋姿がうまく溶け込んでいる。彼女のちょっと変わったファッションも見所!そして、次回の予告を観る限り、彼女のお風呂シーンはずーっとあるのだろうか?清純な色気というか、まあ、いやらしさも何もかき消して、肌に酔う前に彼女の瞳の中に吸い込まれていってしまう男は多数であろう。
そこに、今、旬の成田凌をボンボンの役にして絡ませることにより、スター映画の様相が感じられるのも良い。まあ、テレビドラマなので細かい演出は特に面白味はないが、普通に楽しめる推理劇である。
そう、話の筋の云々よりも、浜辺美波の19歳の美しさを十分に閉じ込めるようなドラマになるような気がするのだ。そう、今年の夏に20歳になるわけで、彼女の娘時代最後を堪能できる作品の1本だろう。
恵まれた整った容姿、全体の雰囲気のバランスの良さ、多分、若者だけでなく世代を超えて愛されるものを持っている。喋り方も、出来過ぎに魅惑的なのだ。多分、あと2,3年後には女を感じさせるようになり、役も変わってくるはず。今が若い姿の最後の見頃というところだろう。その後は有無を言わさない美しさを見せていただきたい。
「屍人荘の殺人」の項でも書いたが、彼女は東宝シンデレラであり、日本の現在の映画界のトップを走る東宝が大切に育てている感もある?そういう意味では、インディーズ的な監督とはなかなか一緒に仕事させてもらえる機会は少ないのかもしれないが、私がここで何度も褒めている、今泉力哉監督にぜひ、彼女の映画を一本撮らせていただきたいとプッシュしておく。
とにかく、もう、歳とった監督と組まないで良いので、若い才能を開花させられる女優になってほしいと思う。(松竹ヌーヴェルバーグ周辺の女優たちのように)ただ、彼女にどこまでの振り幅があるかは、よくわからないのだが、映像文化に活気がある今だからこそ、彼女をもっともっと世界的にも発信できる女優にしていただきたいと思うのだ。
「アリバイ崩し承りました」は現在の彼女の姿を、美しく残していることだけで意味がある。今年の彼女の成長をただ見守りたい私であります。
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