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もうこんな、関東vs関西対決もできない時代になるのか?「浦安鉄筋家族」(5発目)

「浦安鉄筋家族」観てしまうと、書かずにはいられなくなってきた。完全に中毒症状である。「今回は負けたらハリセン!? 世紀の東西バトル!」と題し、大沢木家のお向かいさんに、とんでもない関西人一家が越してきた!というお話。まあ、ギャグ漫画の中だけの話を、見事に現実に持ち出すのはいつものことだが、関西人夫婦のMEGUMIとバッファロー吾郎Aが、もう、全力演技?負けじと水野美紀と佐藤二朗が立ち向かうの図である!

冒頭の、ヨーグルトと新聞がなくなった事件の導入は、大沢木家のいつものコント風景。しかし、回を重ねるごとの、皆さんの呼吸があってきている。芝居というより、プロレスのように、段取りだけで、あとはアドリブ?本当にこのドラマ、観るのにかなりのカロリーが必要である!

そして、いつものファミレスでのタクシー運転手同士の対決は、店長の松井玲奈も、流石に動けなくなる展開!負けじとスーパーの奥様対決は、関西値引きネタで、長々と時間をかける。しかし、このパワー全開で、濃いバトルを観ると、本当に人間って高揚してくるものである。まさにプロレス観戦そのもの。本当に自粛自粛の今の世界観を忘れさて、遠き乱れた世界に連れ戻す感じのこのパワー!浦安って、ウィルスも近付かないんじゃないの?と思わすわけだが、「夢の国」がある今の浦安は、こんなパワーないよね。

そして、本多力が、トイレに行かずにペットボトルにした小便をドローンで捨てようとしたところ、お向かいさんに墜落!見事に家族通しが再会!ファミコンによる、巨人-阪神戦が始まってしまう。演じる、4人のおとな達の笑いが止まらないところを見ると、このシークエンス、ほとんどアドリブではないだろうか?演じている方も、ストレス解消しているとしか思えないパワーシーンであった。

そんな中、まとめは、そんな家族に困っている女の子目線で、少しまったりするのは、赤塚不二夫以来の日本のギャグ漫画が人情話に転換してまとまるという筋書き。

どうでもいいが、このドラマに出てくる、岸井ゆきのが、毎回、美人に見えてくるのは、周囲の環境で、女の子は変わるということなのか?まあ、実際、チャーミングではあるのだが、一番まともに見えるからだよな。

今回は、今までの中でも、ドタバタ感強いのだが、一番まともだとこの間も書いた、坂田利夫が出てこなかったの残念だ。どこかに流れていったのだろうか?

しかし、このドラマ、浦安の人たちから、文句が来たり、禁煙主義者の皆様から、文句が来たりしないのだろうか?子供の教育によくないのにもほどがあるのだが、深夜ならいいのか?テレビのコンプライアンスなんてものはここでは関係ないのか?今期のドラマがほぼ放送できない状況にある中、順調に回を重ねるのが、この飛沫跳びまくり、濃厚接触がなければ成立しないこのドラマというのも、本当に因縁でしょうかね!ふっと、過去の日常に戻される金曜の夜でございます!

ラスト、阪神のハッピを着て、歌えない「六甲おろし」を歌おうとする佐藤二朗が切ないが、浦安なんだから、ロッテのファンじゃないのか?

とにかく、来週も元気をもらえそうだ!

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