【香川県】 四国楽しみ尽くし旅〜2日目〜
【旅の流れ〜2日目(2025年1月21日)〜】
10:00 ホテルチェックアウト
11:00〜11:30 ヤドン公園
12:00〜12:30 栗林公園
12:50〜13:20 🍽️うどん処・さか枝
14:30〜15:30 金比羅山・金比羅神社
16:00〜17:30 父母ヶ浜
18:00 旅館・郷の里 チェックイン
【旅の思い出〜2日目〜】
①ヤドン公園
実は香川県では元々行きたい所があって、それは「やしまーる」という、源平合戦舞台の屋島にある、資料館・記念館のような場所。ただ…。平山大志、またやってしまいました。休業日。毎週火曜日が休業日です。みなさん、お気をつけて!!
でも、行く前に確認して調べて分かったのは、昨日より成長している証。人間は失敗から学ぶ生き物。
さて、やしまーるを飛ばす事で時間に余裕が生まれ、どこか行きたい所ないかな〜と考えていたところ、ある事を思い出した。先日、同期のくろイルカ・石渡兄やんと2人で高円寺をたっぷり楽しみ尽くした時、彼に「今度四国旅行に行くんだよね」と話したら「ヤドンがいっぱいいる公園が香川にある」と聞いた。彼は無類のヤドン好きで、そこ目当てで香川に行きたいとも語っていた。
何を隠そう、私も素晴らしきダイパ世代。ポケモンは少なからず通ってきたし、ヤドンも勿論知っていて気にはなっていたので、行ってみる事にした。
香川の中心地からは割と離れたところにあったが、香川県は日本一小さい県なので全然大丈夫。着いてみると、ヤドンいる!!ヤドン公園だ!!!
ポケモンのソフトはハートゴールドを最後に離れた私でもだいぶテンションが上がった。可愛かった。石渡兄やんだけでなくJCA32期はポケモン大好きな人が多いため、彼らのためにヤドンをたっぷり届けてあげようと思う。
②栗林公園
とてもゆる〜い雰囲気のヤドン公園を後にし、次に向かったのは四国で唯一、特別名勝に指定されている、とてもキッチリした雰囲気の栗林公園。ヤドンからの栗林、このギャップがなんか嬉しかった。
園内のあちこちに「順路 所要時間約1時間」と書いてあり、そんなに広いの?とビビりながら歩いていたが、30分ぐらいで歩き終わってしまった。どっか、端折ってしまっていたのかもしれない。
でも、結構噛み締めながら歩いたつもり。公園にたくさん生い茂っている立派な松の並びは壮観だった。芙蓉峰から見渡した公園の全体的な風景は本当に美しく、目に優しく、心が落ち着く、日本の「和」という素晴らしい雰囲気を凝縮したような場所だった。こういう所、とても好き。
ちなみに春は桜、秋は紅葉も顔をのぞかせ、松の深い緑にピンクやオレンジ・赤といった彩りが加えられ、それはそれは絶景とのこと。私も画像でちらっと見たが、生だと格別に最高だろうなと思った。
③讃岐うどん・さか枝
1日目〜2日目にかけて宿泊したホテルにあった、オススメのうどん屋さんガイドブックで、ひときわ気になったのがこの「さか枝」だった。栗林公園にとっても近く、お値段も安く、評価も高く、お店の雰囲気も良さそうで、シンプルに直感でここ行ってみたいなと思った。決して、同期のワンダーな青髭関西弁ツッコミがチラついたからとかではない。
そして栗林公園を沢山歩いて良い感じに減ったお腹を擁して、さか枝へ向かった。暖簾があるうどん屋さんという時点で既に嬉しかった。空腹になっていた私は「肉ぶっかけうどん」を注文した。
「香川といえばうどんっていうけど、ゆーて全国どこでも食べれるうどんとそんなに変わらんでしょ?だってそもそも、『うどん』が美味しいじゃん」と度々聞いた事があったし、正直自分もそう思っていた部分もあった。このうどんを食べるまでは。
衝撃だった。この、最高のうどんを形成するために必要なものだけが、それぞれ最高のコンディションに仕上げて、器の中で各々のポジションについている、そんな印象を受けた。1番驚いたのは麺だった。ぜんぜん、普段食べている麺と違った。これは、香川と他地域とでは全然違うと宣言できる。
香川でうどんを食べなければ帰れないと思ってはいたが、思っていた以上に感動して、今では香川でうどんを食べずしては死ねないと思うようになった。なので、この旅行で、今世でやっておかなければならないことリストの一つをクリアできたと思えている。本当に、旅しか勝たん。
④金比羅山・金刀比羅神社
うどんを食べ、すっかりエネルギーチャージできた私は、金比羅山に向かった。金比羅山・金刀比羅神社も香川県と言えばの有名スポット。めおしぼたん立石と東京・増上寺に行って以来、今年2回目の初詣をここで行うことにした。まだ1月だから何も変なことではない。
参道口から、階段を785段登ったところに御本宮がある。ところどころ段差が大きかったり、かなりの連続エリアがあったりしたが、普段から下半身を鍛えている私にとっては、何の苦も無かった。
しかし、反省してるというか、やらかしたなと思う事がひとつ。この場所では、「785段を登ること」に意味があるように思う。なのに私は、ところどころ1段飛ばしで進んでしまった。神様の前で横着してしまったと深く反省した。城西高校陸上部時代、あんなに顧問の山村貴彦先生からも横着するなと言われていたのに。山村先生、神様。ごめんなさい。これからは横着しない人間として生きていきます。
⑤父母ヶ浜
ちょっとここは…表現する言葉が上手く見当たらない。絶景すぎて壮観すぎて、、語彙力を失う。
百聞は一見に如かず。もう、実際に見ていただきたい…。この熱量を文面で伝えるのは難しい…。
強いていうなら、本当に、行けてよかった。というか、生きててよかったとすら思えた。
ただ1つ印象深かったのは、ガチガチのカメラを持ったいかにもカメラマンなおじさんが、履いている長靴でせっせと砂浜を慣らして水を広げていた。そのおじさんは観光客に気さくに話しかけ、写真も無償で撮ってくれていた。私にも同様に話しかけに来てくれたのだが、そのおじさんの放った一言が心に刺さりすぎて、忘れられない。それは…
「絶景とは、自分でつくるもの」
プロフェッショナルだ。かっこよすぎる。私も真似して水を広げる作業をやろうとしてみたが、長靴じゃない時点で私はアウト。すぐ挫折したし、そんな生半可な覚悟では私は、おじさんの真似事をする資格さえない。おじさんの名言、たぶん生涯忘れない。おじさんには遠く及ばないが、私なりに頑張って撮った父母ヶ浜を何枚か載せておきます。
⑥旅館・郷の里 陶山
1日で香川県を満喫した日本人ランキングだと、結構上位に食い込める自信があるほどに充実した心境で、父母ヶ浜から車で約20分ほど行ったところにある旅館に到着した。
今回、宿泊に利用させていただいたのは「郷の里 陶山」という、ご夫婦でやられている小さな旅館(『小さな旅館』と、HPに掲載してあります)で、部屋が「ながつき」「はづき」「みなつき」「さつき・やよい」の4部屋のみ。私は今回、この中で唯一客室露天風呂が付いている「ながつき」に宿泊させていただいた。その露天風呂が、ま〜あ気持ちよかった!このお風呂を4文字で表すなら極楽×2。これしかない。
そして晩御飯。ご夫婦のお二人が真心込めて用意してくださった料理が、見た瞬間から本当に幸せで贅沢すぎて、言葉を失った。こんな料理界の4番バッターが揃った料理はなかなかお目にかかれない。ましてやこんな1年目のペーペー芸人が、こんな贅沢なご飯を。良いのだろうか。そんな事も頭をよぎった。ではすみません。いただきます。
お味も、言うまでもなく全料理美味しかったが、作ってくださったお父さんが時々顔をのぞかせに来てくださり、「とてもおいしいです」と伝えると「そっか、良かった」と優しくニコーッと微笑んでくださった。そんな温かい笑顔のお父さんが真心込めて作ってくださった料理と考えると、美味しいだけでは表現しきれない、とても幸せな晩御飯だった。本当に本当に、ご馳走様でした。
初めての香川県、この上ないほどに満喫できた気がする。日本一小さな都道府県に、こんなにもぎっしり魅力が詰まっているとは。小さいからこそ、1日でこんなにたっぷり楽しむ事ができたんだなぁ。今日は楽しかったなぁ。旅って幸せだなぁ。もう明日で最終日か、、なんでこんな早いんだろ。
そんな風な、旅ならではの幸せな感情をつまみに呑みながら、いつの間にか眠りについていた。