runofthemill

"言語化練習道場”

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最近の記事

人は故郷に戻る

オーストラリアに1年4ヶ月住み続け、そろそろ日本が恋しくなったので一時帰国した。久々に見る日本は美しかった。本当に美しかった。 周りの人たちが日本語で会話していること、あんなに美味しいおにぎりが100円ちょっとで食べられること、商品が綺麗に陳列されていること、田んぼの緑が輝いていること、全てに違和を感じた。今まで当たり前だと思っていたことに感動する日が来るとは予想もしていなかった。恵まれた国に生まれたんだなと。 そんなに日本がいいと感じたならば、すぐにでも帰国してそこで暮

    • 意味深な会話

      妹としたあの会話が忘れられない。 3兄弟の長女として生まれ、4歳年下の妹と5歳年下の弟がいる。 写真を見返していると、幼い頃三人とも顔がそっくりだったことに気が付く。 兄弟といえば大体が喧嘩を繰り返すものだが、不思議なことに兄弟と喧嘩したことが記憶上ない。物心着く前にものの取り合いなど小さな揉め事ははしていたかもしれない。だが小学生になった頃にはもうなんの争いもなかったと記憶している。 友達と話していると兄弟仲良いねとよく言われる。これに関しては自分でも納得している。喧嘩す

      • 物忘れ

        怠惰な自分に飽き飽きしてる日々を過ごしております。 どうも。 日々は恐ろしいほどにあっという間に過ぎていき気づいたら棺にはいってそうな勢い。だとしたら死に際にどうか美しい走馬灯が見れますように。日々の生活の中に書き留めたいことは山ほどあるのに体力が追いつかない。 3:30AM 起床、10-12時間勤務、週6,7日、40度を超える猛暑の中休憩時間は20分。こんな過酷な労働環境で生活していると丁寧な暮らしを送りたいといくら願っても厳しいものがある。 さておき一つ悩んでいる

        • ショートヘア

          ショートヘアとボーイッシュな服装。 「ショートヘア」 「ボーイッシュな服装」 この二つが組み合わさるとどうやら偏見の目で見られるみたいだ。 オーストラリアに来て5ヶ月目に突入した。 こっちに住み始めてから気づいたことがある。それはオーストラリアは想像以上に多国籍だということ。移民で成り立っている国ということは事前になんとなくわかっていたつもりだったが、いざこうして自分の体を運んでその地に住んでみると想像をはるかに超えてきた。 今回は「容姿」について感じたことについて書こ

          資質について

          オーストラリアにビヨーンとやってきて4ヶ月。 大したツテもお金もなく本当によくきたなと改めて自分の決断力にに感心する。 そりゃ周りも心配するわけだ。と今更ながら思う。 相変わらず悩むことは多いなと日々感じている。 常に考えてしまうのはもう自分の資質であるから付き合っていくしかない。 先週から高熱を出してしまい、身体的にも精神的にもかなりダメージを受けた。 日本に帰りたい。心が潰れそうなほどにそう強く感じた。 縁もゆかりもない国で生活していくことは簡単ではないのだ。 寂しさ

          資質について

          Were it not for you

          As usual, my boyfriend and I hugged each other one week before I left Japan. That day, I felt like he was sad about something. He hugged me and then collapsed onto the bed, on all fours over me. Oh, I see, we're going to be in a long-distan

          Were it not for you

          長期休暇

          おっと。 Noteは定期的にみていたとはいえ、9ヶ月もの間投稿をしていないことに驚いた。書くことをやめていたわけではない。ここに投稿しない代わりに、日記を毎日書いていた。そう、やっと定着したのだった。定着に至るまでに2年ほどかかったように思う。自分の感情や日々の出来事をしっかりと自分の言葉に落とし込む。以前も話したが、言語化することが苦手な自分にとってはかなりエネルギーのいる工程である。だが2年かけてその工程に対する抵抗が少しずつ弱まった。継続することは本当に大事なことなんだ

          距離感

          社会に出て、会社という組織に入り込み そして気付いた。 全く興味がなくて 全く面白みを感じれなくて 全くお金にもならない仕事でも 人に恵まれればやっていけるのだと。 今まで関わってこなかった人たちと毎日一緒に仕事をすることは予想以上に相手との距離が縮まる。相手の良い面、そうでない面が一瞬でクリアに見える。距離が縮まる。 相手をかなり観察してからじゃないと、距離を詰めれない自分にとって同じ会社に勤める人たちはかなり距離が縮めやすいことに気づいた。今の生活に満足は微塵もしていな

          スイッチON

          ひとり、突発的に映画館へむかう。 そしてキングダム鑑賞。 期待を裏切らない。 ずうっと夢中だった。 思ったことはいろいろあったが一番印象的なシーンは 『無理じゃない、だって、お前はまだ生きてるじゃないか。』 と清野菜名が言い放ったシーンだ。 生きている間は決して諦めるな。 生きていられることに感謝をしろ。 亡くなった者のためにも強く、粘り強く生きろ。 そう聞こえた。 涙が止まらなかった。 今、全力で生きていない自分に向けての言葉に思った。 ありがとう。そうだ。いつまでも

          スイッチON

          あのね

          ある言葉を受け取った。 ついにある言葉を受け取ってしまった。 その言葉がいつ自分に言い渡されるのか ドキドキしながら、ここ2、3ヶ月を過ごしていた。 そしてついに、2日前その日が何の予告もなく急に訪れた。 「急な話にはなるんだけど、来週でもうこの職場に来ちゃダメになるかも知れないから覚悟しておいて。」 崩壊寸前の会社に入社し5ヶ月。 ついに従業員にまでお給料が振り込めないところまで来た。 もうきっとどう足掻いても無駄な抵抗になりそうだ。 長い義務教育をめんどくさいと思

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          親は離婚している。 小学生の頃、突然お父さんが家に帰ってこなくなった。 お父さんと生活した記憶が ぼんやりとしか頭に残ってない。 22歳になった今もなおお父さんが大好きで お父さんみたいな人と結婚したいと思うぐらいに 好きなわけだが、思い出があまりにも少なすぎる。 確かな記憶はあまりないが、いつも一人で泣いているとお父さんがそっと横にきて慰めてくれていたことだけは覚えている。自分にとってお父さんは、家族の中で唯一頼れる存在であった。そんなお父さんと離ればなれになるという

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          声だけを頼りに。

          夜、友と爆音で音楽を鳴らしドライブをする。 なんていい休日だろうか。 どうも日曜日の夜を迎えております。 今働いてる会社について過去に何度かNOTEに書いてきたが とうとうその会社が破産しそうだ。おっと。。 その会社で、電話でしか会話したことない人と コミュニケーションを取るのが最近やけに楽しい。 初めの頃は、電話もメッセもかなり距離があって 「仕事だけの関係」の権化であった。 しかし、さいきんはどうだ! 電話をしたら第一声として『なんだよ!』と言ってくる。 この『なん

          声だけを頼りに。

          ここではないどこかへ

          あと一つ何か問題が起こりでもすれば 爆発してしまいそうな精神状態で 日々労働している22歳でございます。 こんばんわ。 日々、イライライライラ、、 (心の中だけで、そおっと) ああ、こんな人間にはなりたくないな そう本気で思わせてくれる見本が周りにたくさんいる。 誰の責任だ、誰の責任だ、自分は悪くない お前の責任だ、お前の責任だ、お前が責任を取れ こんな言葉が飛び交う環境で今毎日働いている。 他人のカバーなど微塵もしようとしないのだ。 所詮1人の人間ができることなどた

          ここではないどこかへ

          テスト勉強中の弟

          大人や親の大半は 子供を数値化したものでしか評価できない そしてその評価の仕方はデジタルの進化と共に どんどんしやすくなっている。ほんと息苦しい もし自分の身近に、そういった方法でしか評価されていない子がいたとして、その子が自分に自信が持てなくなってたら 「君はそのままでいいんだよ」と一声かけてあげられる そんな大人になりたい

          テスト勉強中の弟

          お酒

          お酒大好き人間 こんばんもかんぱい。 11歳上の人とドライブ。 年はただの数字と思いながらも 10歳以上離れた人とはなすのは実に面白い。

          蝕まれる。の最中で

          今日こそは定時で帰るぞ! と意気込みながら毎日薄暗いデスクに座る。 入社して4ヶ月 定時で帰れたことはない。 朝6時すぎに「起きたくない」と叫ぶ体を叩きおこし支度する。甘いものを食べ、職場に向かう。そして息をゆっくりできないまま、減ってもいないお腹に15分間のエネルギー補給タイムがやってくる。この休憩と呼んでいいのかわからない休憩中も右手は仕事を止めることを知らない。止めれないのだ。 朝仕事を始めた時から、右肩上がりのスピードと勢いで午後も走り続ける。トイレに行く数分の時

          蝕まれる。の最中で