運動神経がいい?悪い?
初めましての方、私は重度発達障がい者の母で、元トランポリン指導員、障害者スポーツ指導員のケイコです。
6年ほど、トランポリンのリクリエーションクラス(宙返りなどない楽しむクラス)と、
選手クラス(目指せ未来のオリンピック選手!)と、
障がい児クラスの立ち上げメンバーでもありました。
子どもたちの話
トランポリンクラスで、思ったことは、小学生の運動神経自体のいい悪いは、
ほぼ関係がない。ということです。
運動神経って、いつでもよくなります。
なぜ関係がないかというと、小学生は、すごい勢いで、いろんな方向に発達するからです。
左脳から発達する子もいれば、右脳から発達する子もいます。
比較的、理屈から発達する、いわゆる「口の達者な子」は、体育が苦手です。
なぜなら、失敗のイメージがあまりに鮮明にできてしまって、
恐怖心が先に立つからです。
頭から落ちるイメージが鮮明だと、バク宙など、体が固まります。
体が固まると、ケガのリスクも高まります。
一度イタイ思いをすると、もっと怖くなります。
この悪循環が起こりやすいから。
でも、とにかく先のことを考えるより、自分の体をどう使うかに
たけている子もいます。
こういう子どもは、アクロバティックなことも
簡単にやってのけたりします。
しかし、子どもの成長は早いもので、理屈タイプの子も、体の動かし方を学びます。
ただ単に、習得した時には、学校の体育の授業では「違うことに進んでいる。」それだけです。(お披露目する場がないのね💦)
ちょっと余談。
子どもの教室では、「幼児のためのコーティネーション運動」という本などを参考にしていました。
お家で、小児肥満が心配。とか、体育で自信をつけさせたい。という感じなのなら、12歳までの最強トレーニングなどを参考にしてもいいかもしれません。
が、あくまでも参考です。
私は、ルンルンには、家で何もさせませんでした。
ただ、椅子の代わりにバランスボールを置いただけです。
そして、「ゲームの時は、バランスボールに乗ってやってね。」これだけ。
ゲームの禁止の代わりに、ルールを作ったんです。
知的障がいのある子どもは、外で友達と遊ぶ機会が少ないので、絶対的な運動不足です。その解消のための苦肉の策です🤗
ちなみに小さい方が、バランスを取るのが難しいので、安いしおすすめです。
本題に戻ります。
一方、アクロバティックなことが出来た子も成長します。
恐怖心を覚えるのです。
それ以上に、男の子は特に、身長が急激に伸びます。
身長が伸びると、リーチが伸びます。
昨日と、今日では、着地が違う、これは恐怖です。😱
そして、できなくなってしまうのです。
体操競技では、こういう難関がよくあります。
恐怖心と戦い、思春期に入って急に硬くなった筋肉と戦います。
おまけに、競技自体のルールも変わりました。
トランポリンは、高さ点という新しい点も加算されることとなりました。
体操もダイナミックな演技が、大切ですよね。
日本のトランポリンは、真ん中の白い四角(見たことありませんか?)に
正確に落ちる。正確な演技を売りにしていたので、(ここから外れる減点がほとんどないってことです。)かなりイタかったのです。
ま、それはさておき、
急に身長が伸びて、恐怖心に駆られたり、硬くなった筋肉と格闘して、やめていく子どもは、たくさんいます。
ちょっと前までは、体操選手って、背が低いイメージがありませんでしたか?
大人になってからの話
反対に、20歳になって、運動が全くできなかった。という人が、トランポリン教室にやって来たりします。
そういう人は、本当にコツコツ練習します。
そして、大会に出場したりもします。
昔、体操やっていました!という大人の方は、
トランポリンの特性(下に沈んだ反対方向に飛んでいってしまう)
ということを、体に叩き込む前に、技を覚えたがって、
ケガをしてやめる方が、多いのです。
早くかっこいい技をしたい気持ちは、わかりますが・・・💦
そうなると、運動神経って何だろう?と、考えてしまいます。
結局、条件反射のように体に染み込ませれば、誰でもできるようになるのです。😃
ただ、恐怖心や、「自分はダメだー」という苦手意識は、
運動神経を凍結させます。
なので、小学校の時の体育が得意だったのは、「自信を持っていた」ぐらいに考えて、大人になってからは、「おっかなびっくりでも、落ち着いて、コツコツ、楽しく」運動していくと、素晴らしい達成感が待っています。
運動が、一番達成感を味わいやすいんですって!
私は、また、ヨガから始めますー⭐️
体力がついたら、家族で、ショートスキーへGO♪
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