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不思議なガーミン
●なぜ今ガーミン?
ガーミンのGPSウォッチを使い始めてざっと15〜16年?途中EPSONやスントに寄り道していたこともありますが、最近はガーミン一筋です。今はフォアランナー965を昨年8月から使っています。
タイムやペース、心拍数だけではなくて、いろんなデータを提供してくれてどんどん便利になっていますが、どうしてもこれだけはあてにならない、という点がいつまでもあるんです。
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●便利だと思っている点
・距離精度が上がっている
現在使っているフォアランナー965の前は945でしたが、965では距離精度が向上しているのが歴然としています。誤差は依然としてありますが、かなり小さく、また安定しています。945では距離精度はだいたい±0.5〜0.8%、つまり仮に10km走ったとすると9.92〜10.08kmくらいで表示されていましたが、965では+0.03〜0.07%、つまり10kmに対して10.03〜10.07kmくらいで表示されることがほとんどです。
いつものコースでも、常に最短距離を走っているわけではないことを考えると、誤差はもっと少ないのではないかと思います。
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・光学式心拍計
これも945との比較ですが、精度がかなり高くなっていると感じます。暴走も少なくなりました。実用上はほぼ問題ないと思いますが、僕はいまだに胸部心拍計を使っています。理由は、インターバルなどの細かな心拍数の変動には、まだまだ胸部心拍計の方が正確だからです。
・モーニングレポート
最初はこんなの当てになるか、と思っていましたが、いつのまにか朝起きたら必ず見るようになりました。
実は各項目の数値の精度についてはかなり懐疑的なのですが、「鋭い!」と思うところもあります。特に朝起きたら時間については非常に的確に当ててくるのでびっくりです。反対に寝た時間は「本当かな〜?」と思うことが多いです。
・タッチパネルのUI
COROSのUIが非常に良いという評判は聞きますが、僕はガーミンもなかなか良いと思っています。特に日常的に使う機能はほぼタッチパネルでいけるので助かります。
ただ多機能であるだけに、たまにしか使わない機能は探すのに苦労することがありますが。
・画面の見やすさ
これは正直予想以上でした。これは圧倒的と言ってもいいです。945で別に不満があったわけではありませんが、こうして体験してしまうと、この画面の明るさ、見やすさは、もう後戻りできないかも。
インターネット、スマホみんなそうですが、それがなかった頃には特に困ってもいなかったものの、一度その恩恵に預かってしまうともう元には戻れないものっていっぱいあります。GPSウォッチもその一つですが、この明るさ見やすさは素晴らしい。
●よくわからない点
・ライフログの精度
睡眠スコア、リカバリー時間、睡眠コーチ、HRVステータスといった数値はあまり信用していません。睡眠については、12時に寝たはずなのに2時頃に寝たことになっていたり、夢を見たのにレム睡眠が0になっていたり、という感じです。
HRVステータスについては、実は何を意味してるのかよくわかっていません。寝てる時の心拍数から、体調を判断してくれるということでしょうか?
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,トレーニングレディネス
ほとんどの場合僕は睡眠不足と判定されて(実際そうかもしれないけど)、トレーニングレディネスは「1」なんてことが多いです。するとおすすめトレーニングは、「休養」となることがほとんどです。
週に5日も6日も走っている人で、ここがいつも80とかある人っているのでしょうか?
・おすすめトレーニング
上記の「睡眠スコア」や「トレーニングレディネス」と連動しているのだと思いますが、ほとんどの場合「休養」か「リカバリー」を勧めてきます。たまに閾値走とかロング走を勧めてきますが、「急に言われてもね〜」って感じで、ほぼ無視しています。
・レース予想タイム
今回この記事を書こうと思ったキッカケがコレ。
マラソンを主戦場としている僕は、ガーミンが出してくるこのマラソンの予想タイムは常に意識しています。
別府大分毎日マラソンの前は、だいたいこんな感じでした。
5km 19分7秒
10km 40分30秒
ハーフ 1時間30分くらい
マラソン 3時間15分台
ちなみに乳酸閾値は4:08/km 4:08/km
VO2MAXは55
5km〜ハーフまでは実際よりは速いと思っていましたが、マラソンはもっと速く走れると思っていました。「舐めんなよ」って感じです。
それが別大の結果が3時間12分27秒(ネット)となった途端、以下のように変わりました。
5km〜ハーフ ほぼ同じ
マラソン 3時間8分50秒
乳酸閾値とVO2MAXは変わらず
他の種目はあまり変わりませんが、マラソンだけは一気に予想タイムを6〜7分上げてきました。現在の僕の目標圏内にいきなり突入です。
掌を返したようなこの変わり身に、ちょっと笑ってしまいました。なんでこうなるんだろう??
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・VO2MAX
・乳酸閾値
これらの数値が計測できるようになったというのは画期的だと思いますが、どこまで正確なのか?はよくわかりません。アルゴリズムの変更なのかなんなのかよくわかりませんが、急激に変動したりしなくなったり、あてにならないと感じることもよくあります。
とはいえ数値が良くなると嬉しいのでついつい気にしてしまいます。
●ガーミンはともだち
というわけで、なんだか付き合いの長い、良いところも悪いところもよくわかっている友達のような存在がガーミンです。
やっぱりずっとデータが蓄積されているという安心感、信頼感は強いです。
今はガーミンを信じて、さが桜マラソンで3時間8分台くらいで走れるように頑張ります!