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メタスピードエッジ+、メタスピードスカイ+比較レビュー

皆様、明けましておめでとうございます。年末は全国高校駅伝、年明けはニューイヤー駅伝、箱根駅伝と熱いレースがたくさん見られましたね。シューズについてはやはりナイキが優勢な状態は引き続き変わりませんでしたが、アシックスやアディダスの巻き返しもみられました。

ところで、最近は連続してメタスピードエッジ+のレビューを行っておりましたが、最近の駅伝でのアシックスの使用状況をみるとやはり、エッジ+よりスカイ+を履いている選手の方がかなり多いようでした。アシックスの公式ホームページでも反発はスカイ+>エッジ+となっており、使いこなすことができればやはりスカイ+の反発の強さは魅力的です。

これまでその使いやすさからエッジ+を好んできましたが、今回レースでスカイ+を使用することで客観的な比較を行ってみることとしました。

前回11月に長崎ベイサイドマラソンにエッジ+で出場しましたが、今回伊万里ハーフマラソンにスカイ+で出場してきました。結果を比較し下に貼付します。


結果はエッジ+を履いた長崎ベイサイドマラソン(72’41)、スカイ+を履いた伊万里ハーフ(73’27)となりました。
ただし10km通過は長崎ベイサイドマラソン(34’20)、伊万里ハーフは(33’15)と今回の方が早い結果になっています。

その他、ピッチやストライドはほぼ同じ、心拍数も同等であり、思いの外、エッジ+はピッチ、スカイ+はストライドというデータにはなりませんでした。

ここから考察にいきたいと思いますが、今回の比較は私レベルのランナーで、反発のより強いスカイ+を履いた方がエッジ+を履くより利益があるのかを検証するために行いました。

まず今回、前半10kmがスカイ+を履いた方が約1分早かったという結果通り、スカイ+はエッジ+より反発が強く、高い推進力を得ることができました。
ただし、今回伊万里ハーフマラソンは10km地点から登りが何回かあります。そこでペースが落ち、レース後半ということもあり、フォームも乱れていたと思われます。
そうなってからはスカイ+からの反発をうまく推進力に変えることができず、厚いミッドソールにふわふわしている感じになりました。

なんとか73分台でまとめましたが、目標の70分切りへは、15km-20kmでの安定したフォームでの走行が必要となるでしょう。

しかし、収穫としては5km、10km程度の距離であればスカイ+の反発に体も耐えることができるでしょうし、特に今回のハーフマラソンでは序盤の5kmは無理なく3‘15/kmで入ることができたためやはりエッジ+にないスピード感がありました。今後長い距離にスカイ+で対応するには厚いミッドソールでの接地時の揺れに対応できる体幹が必要でしょう。進化するシューズに体をついていかせる時代となっていることをひしひしと感じます。

少し長くなりましたが、今回はメタスピードスカイ+のレビューでした。
ロードレースシーズン真っ只中ですが、皆様楽しいマラソンシーズンとなりますことを願っております。


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