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読書を通じて自分の価値観が変わったことを知る
こんにちは
5年後のセミリタイヤを目指すサラリーマン”ひつじ”です。
本日は「読書を通じて、自分の価値観が変わったことを知る」と題して書きたいと思います。
先日、「ノースライト」(横山秀夫著)を読了しました。横山秀夫さんの本は過去に「半落ち」「クライマーズハイ」「64」などを読んでおり、登場人物の思考が面白かったり、仕事に熱い人物が多く登場し面白さを感じていました。
で、今回「ノースライト」を読んで、過去に著者の作品を読んだ時から自分の価値観が変わっていることに気づきました。
具体的には
①仕事に関する情熱が少なくなった
②何かに執着することが少なくなった
ということでした。
仕事に関する情熱が少なくなった
著者の作品を読んでいた30代には作品の中の登場人物の仕事ぶりに共感を覚え、自分も仕事で何かを成し遂げたいと思っていました。今回「ノースライト」に出てくる主人公は建築家で自分の納得いく家を建てることに並々ならぬこだわりを持っていました。
しかし読み進めているうちに、今の自分には何かを成し遂げたいという考えがほぼないなと感じました。「ノースライト」の中の後世に何か残したい、形あるものを残したいと言う考え方が全く頭に入ってきません。
もちろんそんな熱い人たちに対してすごいなと思う一方で、自分にはそんな情熱はすでになくなっていました、特に仕事に関しては。
おそらく転職をきっかけに会社に期待しないという想いがここ数年で強くなったからではないかと思っています。何かを成し遂げるとしたら仕事以外のことだろうな漠然と感じています。
何かに執着することが少なくなった
「ノースライト」の中で主人公はどうも別れた奥さんとよりを戻したいと考えているようでした。しかし別れてから7~8年も経ちその間直接会うこともなく、月に1度娘と会うときに、娘との会話の中から奥さんがどのように思っているかを探っているような描写でした。
私はこの辺りに違和感を感じ、おそらく自分がその立場だったらもう奥さんのことは諦めてるだろうなと思いました。
ミニマリスト的な考え方が自分の中で大きくなってきたことで、ダメなら諦める他ないだろうと割り切りの気持ちを強く持つようになったのだと思います。
物語の上での設定なので文句を言っても仕方ないのですが、よりを戻したいなら直接会って話せばいいのにと思ったり。
そのくせ、知り合いの男が奥さんと連絡を取っていたと知ると怒ったりと、別れたくせになにを怒っているのかと疑問に思うことも多かったです。
読書を通じて自分を再認識する
物語としてはそれなりに面白く読めたのですが、少し自分の中で変わってきた部分があるのかなと再認識した今回の読書でした。
まあこれも他の人の人生を知って、自分を見つめ直す機会になったのかなと思っています。
読書は面白い。例によって舞台となった信濃追分から浅間山を眺めてみたいなと思ってしまいました。
今日はこのあたりで。
おまけ
読んだ本の舞台を訪ねる記事はこちら