【あとがき】楡井るるの願い事
おはようございます。
最近の楽しみが皇女殿下のFF15実況な高階です。
↓実況パート1
リゼ様はFFシリーズをやられたことがないとのことで、初見でのストーリーへの反応や相変わらずの金欠と豪雨、ホラゲーかってくらい叫ぶ洞窟や遺跡探索、キャラクターたちへの独特なツッコミなどなど、見ていて飽きません。
また、かく言う私もFFシリーズをプレイしたことがないので、ストーリーを一緒に楽しめるということもあり、かなーり面白い。
ええ、はまってます。
本題
さて、本題です。
久しぶりに投稿した小説「楡井るるの願い事」のあとがきを。
ネタバレもありますので、まずは小説を読んでいただけると幸いです。
↓小説投稿サイト
この小説は冒頭0話にある
「感動とは無縁の人生。そう、思っていた。」からすべてが始まりました。
このワンフレーズが気に入って、物語を展開するに至ったというわけです。
ちなみにこれはるるちゃんの言葉です。
初期構想では
・楡井るるを狙う組織と戦闘する主人公
(アクション軸)
・事件に巻き込まれていく中での恋愛要素
(恋愛軸)
・楡井るるを主人公に人生の葛藤を描いていく
(サスペンス軸)
などなど、大小問わなければたくさんの分岐があった作品でした。
どれもこれもしっくりくるものがなく、また物語の整合性や辻褄が合わなくなることが多く、まとめるのが本当に大変!でした。
結果的には、
・楡井るる自身に事件を起こさせる
・篠宮真の能力で距離感を急速に縮める
・過去の経験と楡井るるの独白で心情を描く
ことで物語を成立させたわけですが。
(正直なところバトル描写とかめちゃくちゃ書きたかった。。。)
また、たくさんの分岐があったこの小説を書く上で唯一といっていいほど一貫するものがあり、それが「願いを叶える力を持つ少女の願いを叶える」ことです。
楡井るるは今まで願いを叶える道具(茜音が言ったドラ○もんみたいな)としてしか生きることはなく、使われる立場でした。
それが次の道具として産まれてきた命に使命をもらい、しかし、自由意志を獲得した彼女自身の願いは「生きたい」だった。
例えるなら、現代人が突然異世界に転移して「好きに生きてださい」と言われ放任されるようなもの。ゆえに、魔王討伐みたいな分かりやすいものに身も心も委ねていきます。
「生きる」には3種類あると思っています。
・身体活動が継続していること
・精神が安定で思考できること
・記憶や物体として認知され続けること
これらのうち、楡井るるは本人も語ったように3番目を悪行にて達成しようとしたわけです。なぜなら事件の記録として残り続けるから。
が、ここで主人公の登場です。
偶然にも、楡井るるに周囲とは違う反応を示すことで興味を引かせ、過去を経験する力で性格を変え、命令する力で彼女の「生きたい」という願いを自分自身に刻みました。
この世のどこにも彼女の痕跡はない。
周囲には誰も楡井るるとうい人物を知る者はいない。けれど、篠宮真の記憶の中で永遠に生き続ける。常に誰かの道具だった人生を、篠宮真が初めて楡井るるという人間の人生を与えた。
それを知ったるるちゃんが、冒頭のあの言葉に辿り着くのでした。
とまぁ、そんなこんなであとがきは以上になります。小説の方もあとがきも楽しんでいただけたなら幸いです。
それじゃまたね、バイバイ👋