#仕事での気づき【キャリコンサロン編集部】
キャリコンサロン編集部からの、今週のお題は「#仕事での気づき」。
■損害保険業界
1981年に大学卒業後、損害保険会社に入社しました。
当時は、自動車保険も火災保険も、総ての保険会社で、同じ商品、同じ料率、同じ保険料だったわけです。そのため、保険料による競争は全く無かったわけです。
そして、1円たりとも、規定以外の値引きは許されない世界でした。
1998年に保険料率が自由化されました。
自由化以降、自動車保険や火災保険、海外旅行保険など、ネット商品などが出て、保険会社によっての違いは出てきましたが、それでも、保険料を勝手に値引きしたりは出来ず、それがあたりまえの世界にいたわけですが、今から思うと、特殊な業界だと感じています。
■仕事でのきづき
損保業界を離れた今、様々な業種の方と出会います。そして、自分自身も、人材紹介、結婚相談、セミナー講師、出版と、これまでとは全く異なる領域での仕事を行っています。
当然のことながら、いずれの商品もサービスも「販売額」は決まっていません。言い方を買えれば、自由に決めることもできるし、決めなければいけない。決め方によって、買ってもらえるのか、もらえないのかということになるわけです。
損害保険業界に38年間在籍した経験と知識を活かし、セミナーを行っています。サラリーマン時代は、会社から決められた給料を毎月貰っていたので、セミナーを始めた時、受講料金をいくらにすれば良いのか、戸惑いました。今も試行錯誤しながら行っています。
■最後に
38年間、損害保険業界で、保険営業を行ってきましたが、私が行ってきた営業は、顧客への直接の保険営業では無く、保険を販売する代理店を開拓したり、販促支援を行う営業でした。
もちろん、会社の営業目標予算があり、支店の目標、課の目標、そして個人の目標がありました。その成績によって、毎年の昇給やボーナスが決まる世界だったわけです。
大学では「商学部」に在籍していましたが、いわゆる「商売(あきない)」についての勉強をもっとやっておけば良かったと思っています。