![バックステージbackstage](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13970561/rectangle_large_type_2_9112fa8b6b6696b0eece0d1be477b259.jpeg?width=1200)
【爆速レポ】Backstage〜新技術がもたらす新たな音楽体験と音楽業界の未来 〜
登壇者:梶望
Q:マーケティングではどちらを先に考えるべきか?
A:戦略
戦略とは
「なるべくシンプルに考えるようにしている」
売らなければいけないのは商品・サービス
梶の場合は”音楽”
ゴールはリスナーやファンに届けること
商品を顧客に正しく伝えることがマーケティングのあり方
戦略さえビジョンが作れれば戦術は幾つでも出てくる
流行ってるから使いたいという相談が多いが「手段」が目的になるとゴールに届かない
TikTokを使いたい→流行っているから使いたいは間違い
その代わりいろんな引き出しを持たなければならない
音楽業界の現状
CDの売り上げのピークは過ぎて右肩下がりだったのが
サブスクの登場によって右肩上がりになっている
日本でサブスクは遅くポテンシャルがあるのはドイツと日本
日本はドイツのマーケットの3年遅れ
音楽を買わせるマーケをしていたが
聞いてくれなくてもビジネスとして買ってもらうことがゴールだったのが
サブスクだと音楽を聴かせるマーケに変わってきた
音楽を聴かせるマーケの形
音楽を買わせるマーケ
発表→プロモーション→受注→発売→オリコンチャート
そのためには購買意欲を発売に向けて上げていくプラン
音楽を聴かせるマーケ
配信→プロモーションwith売り上げ
配信してから楽曲を届けるまでの成功体験が早めに作ってなるべく長く愛してもらう形
ハウス栽培をしているイメージ農耕型
ブランディングが大事
ブランディングとは→長く愛されること
そして、ファンベースを作る
ファンベースが半分を占めないといけない
KPI設定の変化があった
可処分精神×LTVを基軸とした新たなKPIの設定
宇多田ヒカル
2017年レーベル移籍
アルバム100万枚
移籍の理由:ソニーならではのヒットを作る
とはOne Sonyというカルチャー
音楽レーベル・アニメ・など
まずは仲間づくりを始めた
1:ファンとのコミュニケーションを構築
2:プレイステーションとのコラボ
宇多田ヒカルをOne Sonyプロモで売る
最高のパフォーマンスを最先端のテクノロジーで
PS4用VRトレーラーの紹介
Q:VRなど疑似体験におけるユーザーの没入感のポイントは?
A:過去の経験
過去の経験が没入感を与えるために影響した
以前にヤフーとファンクラブイベントでVRを使ったことがあった
ライブをやっていた時にエゴサーチした
→宇多田ヒカルって実在したんだ
ライブをほとんどやらないアーティストだった
その後VRで見ると視線合わせた宇多田ヒカルが目の前に
ツアーで同じ空気を吸ったお客さんはその後VRをみた時の没入感がすごい
実体験をしたからこそのフレクエンシーが上がる
ファンのエンゲージメントの向上
没入感はやがて拡散されさらなる効果を得た
新規事業
世界ゆるミュージック協会
日本の楽器人口500万
楽器をやりたい人6〜7割
「強い潜在マーケット」がある
社会貢献、社会に愛されるビジネスの展開
エンターテイメントが多様化している世の中、音楽に興味ないという10代が増えている
それでは音楽業界は何もできなくなってしまう
合奏ができるという価値づくり
みんなとやるコミュニティを音楽を通じて作ることによって
音楽ビジネスを成長させていく
体験型マーケティング:顧客が体験すべきことなのかというビジョンを持つ
テクノロジーがあるからこそオフラインが強い
まとめ
ただただテクノロジーを使うのではなく、戦略をしっかり持って戦術を使う