音楽家のマーケティング|Vol.1 マーケティングってなに
初めまして。音楽家兼マーケティングコンサルのやまもとほるんです。
この記事シリーズは音楽家の方々に向けて書いています。
今あなたがこの記事を読んでいるということはそれだけで音楽家としての大きな一歩になることを約束します。
ここでは音楽家が知っておくべきマーケティングの考え方や、これからの音楽家にとって必要なセールスの話、そして音楽家として生きていく上で必要なビジネスの話をします。
どうして僕がこの記事を書いたのか
「大して売れていない音楽家なのになんて偉そうなことを書いているんだ」というあなたへ。
僕は音楽家としてのあなたに対して、マーケティングコンサルタントとしてこの記事を書いています。
音楽家が音楽を通して生活することが困難なことは痛いほどわかります。だからこそ、これからお話しすることをよく読んで、実行して欲しいのです。
マーケティングとは
そもそもマーケティングとはなんでしょうか。
Googleで検索すると以下のような結果が出てきます。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。 また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
(Wikipediaより)
つまり、マーケティングに決まった形というものは存在せず、正解はないのです。
しかし、様々なマーケティングの形から音楽家が実行するべき「スタイル」は存在します。
音楽家のマーケティングはBtoBの一面と、BtoCの一面があり、うまく回すには難易度の高いものと言えるでしょう。
BtoBとは
BtoBマーケティング (英: business-to-business marketing)とは、BtoB(企業間取引)におけるマーケティング業務全般のことである。(Wikipedia)
BtoCとは
B to Cとは、企業と個人(消費者)間の商取引、あるいは、企業が個人向けに行う事業のこと。(IT用語辞典)
音楽家のマーケティングはBtoBとBtoCの両面がある
プロモーターやイベンター、ホールやオーケストラ団体からの仕事を得るためには「BtoBマーケティング」が必要となります。
そして集客/チケットを売るには「BtoCマーケティング」の力が必要です。
BtoCのファネルは自分自身がどうやって物を買っているかを考えてみるとわかりやすいかもしれません。
BtoBのファネルはBtoCに比べて複雑で、決裁までにいくつかの段階があるのが特徴です。
音楽家のBtoBマーケティング
音楽家が収入を得る方法は40種類ほどあるとされています。
(参考:https://money.futureofmusic.org/)
ではこの収入を得るためには、誰にアプローチするべきなのでしょうか?
自分の専門によってオーケストラ、楽団、オペラ団体などになったり、イベンター、企業、会場、出版社などになるはずです。
まずは自分の仕事がどのような場所で必要とされ、どこで演奏がおこなわれているかどうかを調査することからマーケティング活動は始まります。
そして彼らがどのように情報を集めているのかを知ることで、発信する媒体を選び、彼らが求めている情報を公開することが重要です。
発信しているのに見つけてもらえないのは、あなたの発信の方法が間違っている可能性が高いと認識してください。
音楽家のBtoCマーケティング
次に集客面でのマーケティングでは、「売る」ことが大切です。
売れっ子の演奏家は事務所やイベンターの拡散力もあって集客に困ることは少ないですが、フリーランスや駆け出しの音楽家にとってチケットを売るために、何から始めたらいいのかわからないこともあるでしょう。
答えは簡単です。
カフェや居酒屋、バーで隣に座った人にあなたを知ってもらい、チケットを売り込んでください。
その時にあなたはどうやって自分を紹介しますか?
どうやってコンサートの良さを伝えますか?
あなたの良さについて聞かれた時、あなたは答えることができますか?
この3つにハッキリとした答えがあり、伝わるような手段を模索し、売れるところまで持っていく、それがBtoCマーケティングの第一歩目です。
最後に
今回は簡単に音楽家にとってのマーケティングの側面を書きました。
具体的には何をしたらいのか、自分に何が足りないのかなどは僕かOnWaのメンバーを見つけて連絡してください。
あなたに必要な一歩目を一緒に考えます。