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夜な夜な遊園地に向かって走る私

今回は走り初めてからしばらくのランニングコースについて。

最初は3kmほどのコース

『BORN TO RUN』を読んで感化され、靴底がペラペラに薄い「ビブラム」を買って走り始めた私。

走り初めのコースは隣町にあるレンタルビデオ店まで行って帰ってくる約3kmのコース。普段から自転車で行っているお店なので道順も距離感もわかっているので安心して走れます。

住宅街なので車はほとんど通らず、人通りもまばらなので気ままなペースで走り、走る習慣をつけていきました。

初めは100mダッシュで息も絶え絶えになっていたのが、2週間経つと少し平気になり、1か月経った頃には3kmのコースが物足らなく感じてきました。

3kmという距離は、まったく走らない方にとっては長い距離に感じますが、ゆっくり走っても20分程度で終わってしまう距離です。

「運動は20分以上続けてやらないと効果がない」という説もあり、「もう少し長い距離を走りたいな」と思った私は、新しいコースを探すことにしました。

数キロ先にある遊園地「としまえん」を目標にする

コースづくりのために使っているのが「キョリ測」というサービス。地図上にポイントをクリックしていくと、どのくらいになるかを自動的に算出してくれます。

Google マップなどでも出発点から目的地への距離を表示してくれますが、キョリ測は自分が走りたいコースを細かく設定して測定してくれるので、コーズづくりにはおすすめです。

私のコースづくりのポイントは「目立つ施設を折り返し地点に設定する」こと。

ランニングは家に帰ってくるまでがランニングなので、行くだけでなく帰りのコースまで決めておく必要があります。

イベント施設や大型店舗など、目立つ施設をコースのちょうど半分に設定しておくことで、到着した時に「あとは帰るだけ」と気持ちを切り替えて走り切ることができます。

コースづくりをしながら見つけたのが練馬区にある遊園地「としまえん」。

私が当時住んでいた家から3.5kmくらい。直線も多く、ほぼ大通りも通らないので走りやすそうだと思い、コース設定して走ってみることにしました。

最初に走ったのは土曜日の昼間。

としまえんには初めて走っていくので、少々道に迷いながらもスマホの地図アプリを使いながら到達しました。

翌日、日曜日の昼間も走り、その次に走ったのが平日の夜。仕事終わりに走りに行きます。

仕事が終って家に到着し、着替えて走りに出たのが午後10時。当然走っている人はおらず、人通りさえまばらです。昼間に走って多少道は覚えていたはずが、暗い夜になるとまったく違う道のように思えました。

なんとかとしまえんにたどり着き、入り口を観ると静かな遊園地の佇まいが見えました。

その日から、夜の住宅街を、遊園地を目指して走る日々が始まりました。

仕事から帰って野菜中心のご飯を食べ、走る格好に着替えて、家を出て、ひたすらとしまえんを目指し、着いたらすぐに帰る。

走り始めたのが冬場だったので徐々に暖かくなっていき、暑い夏が来ても走るのは夜なのでそこまで暑くなく、走り終わってすぐに浴びるシャワーが気持ちよく感じました。

距離にして約7km。時間にして約40分くらい。

ただ毎晩、黙々と、静かな住宅街の真っ直ぐ伸びる道を、底が薄い靴で駆け抜けていく日を1日、1日積み重ね、3か月、6か月と続いていきました。

いきなり「○か月続けよう」と思ってやるより、毎日「今日やろう」と考え、1日ずつ積み重ねて行ったことが良かったです。

ただ、「せっかく走るならマラソン大会に出たい」と思った私は、マラソン大会に出ることを決意し、申し込みます。

次回は(次回こそ)、「初めてのハーフマラソン」について。

これからも健康維持のために走りながら、読んでくださった方も走りたくなる note を書いていきます。ぜひフォローして一緒に走っていきましょう!