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3か月で9913体描いてイラストが上手くなった話

割引あり

こんにちは、Rune(るね)といいます。


【簡単な経歴】
・ソシャゲ業界で2Dイラストを主戦場とする勤務17年の中間管理職
┗チェックする、依頼する専門で商品レベルのイラストを数万点見てきた
 
・業界を目指した当初の夢 キャラクターデザイナーになるため再度奮起
┗2024年1月8日から独自にアナログイラスト練習開始
┗2024年12月31日時点で833枚達成 現在も継続中

社会人以上イラストレーター未満という存在です。

魅力的で可愛いキャラクターを描けるようになるため朝活しています。


今回は、

アクションラインドローイングという練習方法を9913体達成した時の話

をnoteにまとめたいと思います。

なんでnoteにまとめたのかというと、この経験が、

今後イラスト練習する方の役に立つ話になりそう

と思ったからです。

練習方法やノウハウをお話されている媒体は沢山あると思います。
そして、その内容も「既に出来ている側」が実践しているので、出来ていて普通という情報です。

この情報は「まだ出来ていない人が練習をしたらどうなるのか」という途中経過を3か月分見られるようになっています。


今回取り組んだ アクションライン というのは、
人物を魅力的に描くのに必要な全体の1本の流れ のことを指します。

アクションラインがわかると、ポーズに動きが出てきます。
これは練習から1年後、2025年1月に描いたもの。

10秒ごとに表示される人体ポーズを見て、アクションラインを描くだけ。

アクションラインは重要!というノウハウを沢山読んだり見たりして、魅力的なポーズが描けるように練習してみよう となったのが経緯です。

なにせ、自然で可愛いポーズなんて全然思いつかない…………

数十分、机の前で悩んでも出てこない。

だったら数をこなしてみたらいいじゃないか、ということでやってみました。

達成するために日々描いた体数をチェックしていたリスト 冷蔵庫に貼っていつでも見れるようにしていました。

当初は10000体を達成した気でいたんです。

それは、嘘ではないのですが。

画像では2024年1月29日にスタートとなっていますが、見返したら1月27日からアクションラインドローより重たい負荷のクロッキーをやっていたので、その分もカウントしています。

アナログでずっと記録していたのですが、このnoteを書くにあたり、再集計したところ──

画面右下に注目。デジタルで再集計したところ 10213体描いてる……。

10000体を超えている……!!?

しかも、4/16に達成!とか言ってるのに、4/13に達成している。

しかし、さらに集計を進めていくと、一部デジタルデータで描いたアクションライン画像をロストしたこともわかり、その点数を減らして再集計すると……

さらばデジタルデータ……

9913!?

今度は10000体を割ってしまった……。

ということで、タイトルにはキリの良い10,000体としたかったのですが、10000体分を見せられなくなってしまったため、タイトルに載せられなくなってしまいました。

仕方がないので、10000体相当の練習の成果として眺めていただければ幸いです。

今見返しても、なんともひどい出来だと思うのですが、

約10000体を描き続けてみて「続けられる自信」がアップしたことが1年間継続力のヒントになったと感じています。

何を練習したらいいかわからない、まず簡単な練習を続けてみたいという方にオススメしたいと思っています。

実際にオススメするのは二千体のドローイング練習です。



これからアクションラインドローをやってみようと思う方、自分がやったらどうなるんだろうと思いながら流し見てもらえればと思います。


2月分までは無料で閲覧できます。

チャレンジの結果に興味がある方は500円で購入いただけると、機材購入や次なる大量チャレンジの糧にさせていただきます。

一番最後には9913体やった感想、メリット、デメリットについてお話したいと思います。

※「こういう時、どうやってたんですか?」「どういう練習をしたらよいですか」など聞きたいことがあればコメントいただけたら追記していきたいと思います。

「3か月に及ぶ継続の疑似体験をしてみませんか。」


裏表含めておよそ200枚の超大作、ではどうぞ!


1月27日~

この時はまだクロッキー

【1/27】自分の負荷はちゃんと把握した方が良いと感じる

この頃はクロッキー10000体で考えていましたが、負荷が高くてすぐに挫折
ポーズはポーズマニアクスさんを参考にしました

【1/28】

【1/29】この時点での自分にはクロッキーは負荷が高かったことに気付く。高負荷は挫折の原因になることを体感

この日からアクションラインを開始。10秒に1ポーズ表示で100ポーズやるのを目標にしていました。ライン1本だけでは時間が余ったポーズには手足をつけています
これくらいの負荷ならできそう という感覚でした。10秒に1本線を引けばよいだけという感覚。それが10秒ごとにくるので、フラッシュクイズをやっているようでした。
1日目は、裏表使って4枚分の制作でした。
100体目標でなぜか116体やっています。それだけやりやすかったんだと思います

【1/30】線だけ描く は負担がだいぶ軽い。最初は 100体描くのにA4用紙4枚

負荷が軽く、まだいけるかも ということで続行。

1日目、なんと100ポーズもう1セットに突入しました

【1/30 2】1日200ポーズいけるくらい 負荷は軽い 10秒に3カウントが入るので、1ポーズ13秒 100体で約22分のトレーニング

1日200いけるなら、1週間で1000体いけそう。10週やれば10000体 という計算が成り立ち、こうして10000体への道がスタートしました。

【1/31】

2月~452

どのラインをとらえると滑らかさが出るのか を試行錯誤
「10秒でこれくらいできる」をひとつずつ経験しています

【2/1】意外と早い段階で【10秒で線を引くだけだと時間が余る】ということがわかりました。なので、棒人間を描くようになっています。

少しずつ、人の動きというものが捉えられるように 用紙1枚の画面密度にも変化が

【2/2】


結構人らしく見えています
結構空白ができました。意図的にというより、気づいたらできていた感じです

【2/3】4枚目に空きが出てくる。実際にやるまではわからなかった変化でした。最初は、人体をどのくらいの大きさで描けばよいのかわからなかったのが、少しずつ大きさを把握できるようになってきました。

小さく描けるように
躍動感が生まれてくる

【2/4】200


自分の描きたいキャラのバランスで、アクションラインをできないかを模索始めています。

【2/5】100 1枚の中でどれくらい描くのがよいか?少し余裕を感じつつ、試行錯誤をしています


【2/6】100 記録上は200やったようだが、デジタルデータ紛失のため未カウント

小さくても躍動感の表現が増す
この日は体調が悪くても描けた模様。

【2/7】100 ブレイクスルーポイント。枚数が2枚になる

【2/8】100


1枚に100体描いたが余白ができた

【2/9】100 第2のプレイクスルーポイント。100体が1枚に収まる。この後、小さすぎるので裏表2枚でやっていく形にはなりますが、人体の大体の大きさを把握してきたことで、小さく収めることもできるようになったことは大きな変化でした。

101~200はデジタルの方でやったようだが、データ紛失のため未カウント。

上半身で魅力的なポーズができるか に着目して描写

【2/10】100

10日目は200体やってます

【2/10 2】100

この時点では、まだ最初の一歩に抵抗感を持っているのが記録されている

【2/11】100

【2/12】131

【2/13】100


アクションラインから、肉付けしたものができるか?を試す。この時点で、どうやらこれは別に練習しないといけないことに気づいています
おかわり練習が発生してきました

【2/14】125 プラスで描くような気持ちが出てくる


ここでもおかわり

【2/15】115


【2/16】207


部位を意識して描くことを始める。人体パーツに興味が出てくる
流れを考えながら10秒で対応 の繰り返し

【2/17】300


10秒で表現できるものが増えた と感じます

【2/18】203


最初の10秒ドローと比べると人体の厚みも感じられるように

【2/19】200


【2/20】100 100のデジタルデータ紛失のため未カウント


全体的に動きの滑らかさが出てきているような気がしています。


人体の練習をしてみようと行動に移しています

【2/21】300


シルエットの意識がより顕著に

【2/22】100


【2/23】100


柔らかさを感じる線

【2/24】200


【2/25】200


【2/26】200


まとまりが出てきているように感じます
10秒の表現力 着実に上がっています

【2/27】200


シルエットが見えてますよね

【2/28】100


最初に比べて随分動きを感じられるようになりました。10秒の使い方が全然違うのを実感

【2/29】150


1~2月の総制作体数は5283体
そのうち、データとして残っているのは4983体という結果になりました。

次の月からは有料になります。

以下に目次を載せますので、飛びたいところをピンポイントで見ていただくのも良しです。

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