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19_【HOW TO】坊主頭で形状を覚えると、描くのが楽になる
今日は、実際にやって自分が効果があったと思う練習についてお話したいと思います。
坊主頭を描く、というのは下の図のようなものを指します。
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何故坊主頭を描くのかというと、髪は角度によってシルエットが変わり、立体の把握が難しいと思うからです。
それこそ、いくつものパターンを練習する必要があり、それは基礎というより、応用なので、他のキャラを描くときに、その技術を使いづらいからです。
坊主頭は、後頭部が丸に近いので、これで立体感を掴めると、その上に髪を載せるという工程で進めることができます。
このパターンを1つ覚えると、長髪にも短髪にも使える という点がとても効果がありました。
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アニメキャラクターで覚えたい点は
・眉間から頭頂部はリアルな人より長い傾向にある
ということです。これは、実際のキャラクターを参考に比率を測ってみてほしいなと思います。
アニメ用のキャラクターの後頭部を立体でイメージすることが、バランスよくいろんな角度を描けることに繋がります。
もうひとつは、眼窩(がんか) と呼ばれる 目のくぼみを意識することです。
目玉が入るくぼみがあるのですが、目玉はその中でしか動きません。
顔のパーツがバラバラになりやすい原因としては、この眼窩の位置をコントロールできていないため、角度によってバラつくのだと思っています。
後頭部の描き方と、眼窩の位置 これをいろんな角度で描いてみて、バランスがとれるようになると、キャラクターを描ける幅が広がってくると思います。