ランバイク技術論(速度を決める要素)
はじめに
他記事でスタートについて書きましたが、これはあくまでも初速の話です。予備動作を行うことでスタート板が開いた瞬間の初速を高めることで、他ライダーよりも数センチでも前に行くことができます。
ですが、当たり前ではありますが、そのあと加速がスムーズに行われなければ、もしくは最高速が他ライダーより劣れば、数センチのリードはなくなり、やがては逆にリードされる展開となります。
本記事ではランバイクの速度を決める要素について記載していきたいと思います。
RunとRunBikeの速さを決める要素
RunとRunBikeの速さを決める要素について説明していきたいと思います。
・Runの速さを決める要素
短距離陸上やマラソンについてWebや参考書で調べるとよく出てくる用語ですが、「速さ」は「ストライド」×「ピッチ」で決まります。
ストライドとは・・・1歩の長さ(歩幅)
ピッチとは・・・1歩にかかる時間
です。(文章だけではわかりづらいのでGoogleで調べてみてください)
・RunBikeの速さを決める要素
RunBikeはについても基本的には「速さ」は「ストライド」×「ピッチ」で決まりますが「ストライド」についてのみ特殊な観点が加わります。
ランバイクにおけるストライドの考え方
ランバイクにおけるストライドについて考えていきます。
ランバイクにまたがり走っているシーンを思い浮かべてください。ライダーのサンプル写真があればわかりやすいのですが、走る流れは以下の流れかと思います。
①右足を地面に接地
②右足を後方に蹴る(伸ばす)
③右足が地面からリリースされる
④左足を地面に接地
⑤左足を後方に蹴る(伸ばす)
⑥左足が地面からリリースされる
基本的にはこの①~⑥の繰り返し動作が行われます。
この①~⑥の流れもRunと同様なのですが、この流れの中で言えば、ランバイクには③と④の間、⑥と①の間に特殊な要素が存在しています。
その特殊な要素とは「ランバイクに乗って進む距離」です。
次回は・・・
この「ランバイクに乗って進む距離」があるおかげで通常のRunよりもライダーの皆様は速く走ることができています。
では、そのRunBikeの速さを引き上げるにはどうしたらいいのか、筆者なりに今後理論的に説明していきたいと思います。