ランバイク技術論(スタート編 予備動作の制約~予備動作のポイント)
前記事で書きましたランバイク技術論(スタート編 はじめに~予備動作の必要性)の続きです。
ランバイク技術論(スタート編 予備動作の制約~予備動作のポイント)になります。
ランバイクにおける予備動作の制約
ランバイクにおける予備動作の制約は以下です。
・助走をつけられる距離に制限がある
ランバイクのスタート時はハンドルを握って構えておく必要があります。腕を目一杯伸ばして、体幹も伸ばして、「腕を目一杯伸ばして、体幹も伸ばして、足もできるだけ後ろにして立った足の位置の状態」、それが助走をつけられる距離の最大値です。
・フライングをしてはいけない
制約の2つ目はフライングをしてはいけないということです。
この予備動作の観点でいくと具体的に制約になるものは前輪がスタート板から離れてはいけないということです。
前述の「腕を目一杯伸ばして、体幹も伸ばして、足もできるだけ後ろにして立った足の位置の状態」
この状態を考えてみます。
実際に同じようなポーズをした状態で予備動作として前に助走しようとすると不安定な体勢から前に重心を移動させようとし、不安定さを補うため手でハンドルを引いて体を寄せようとしてしまいます。
結果、フライングとなります。
仮に手を引いて体を寄せずに重心を前に移動しようとしても不安定な体勢から前に移動するためさほど初速は得られないと考えています。
また予備動作のタイミングが早過ぎればハンドルを押してしまい後輪がスタート板から離れる可能性もあります。
予備動作のポイント
制約を踏まえた予備動作のポイントを書いていきます。
・(ポイント1)予備動作開始まで足は左右で前後にずらした形で立つ。
両足を揃えて構えている子もいますが、個人的には不安定な体勢で初速が得られづらいのと、フライング(腕で引いてしまう)のリスクがあるため、左右の足で前後にずらした形で立つのが良いと思います。
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