わたしの自殺未遂について
過去記事に希死念慮(死にたくなる気持ち)についての記事があるのでそちらも参考に。
最初の自殺未遂のことは、実はよく覚えていない。
記憶にある最古の未遂はバスであらぬ疑いをかけられ、運転手が悪いのにも関わらず運賃の2倍の金をぼったくられたことが原因だった。泣きながらバスを降り、すぐそこで座り込んで、さらに地面に仰向けになって泣き続けた。
冷たい雨の降る日だった。資格試験の帰り道で、うまくいった自信もなく体調もよくなかった。追い打ちをかけるように前述のバスの運転手の仕打ちである。
既に限界にさしかかっていた心は、決壊した。最寄りのコンビニでカッターを買って自刃しようとしたが財布にはカッターごとき買えない金額の小銭だけだった。
つぎは大学生活も終わりに近づいていたころ、人間関係のほつれと忙しさからくるストレスから自殺衝動がついに一線を越えた。
寮住みだったのだが、ベッドを立てかけそこに延長コードを結びつけて身長分の絞首台を即席で作り上げた。だが、何度試しても意識は遠のく前に、苦痛で生き延びてしまった。
そのすぐ後、首つりがだめなら飛び降りだと早朝寮を抜け出して、寮の非常階段を登った。冷たい風が吹きつけ、手先が氷のようだった。策に腰掛けたりしてみたが、飛び降りる一瞬で最大の勇気が湧かず、結局日の出とともに部屋に戻った。
このあとの学校の対応には驚かされた。
自殺未遂を発見できなかったばかりか、内鍵を掛けて寝ていた私を単にどこかへ失踪したものとして、対応していたというのだから苦笑してしまう。ほんとこんな間の抜けた大人たちにずさんに管理されているのだと思うと侮蔑の念を抑えるのでやっとだった。
その後は、海に飛び込もうとしたり、また首を吊ろうとしたり、睡眠薬をのんで入浴し溺死しようとしてみたり、いろいろやった。
今でも計画を練っている。
最後に断っておくが、本文書は自殺をほのめかしたり助長するものではない。
一個人が、己の生と真っ向から向き合う過程を記しただけである。
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