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親が嫌いなあなたへ【第五話】


親が嫌いなら、嫌いのままで良い。
ただ、何度も言う。
あなたのために言う。

なぜ嫌いなのか、考えてほしい。
自分を知るために。

親が嫌いなあなたへ、というタイトルだが、
本当のところは、「親」でなくてもよく、
誰でも良いのだ。

私はこんなふうに考えた。  

時間を守らない母が嫌。
私は時間を守ることを大切にしたい。
→自分の価値と合わず、イライラする。

さらに考える。

よく考えると、私の場合は、
☀︎母が時間を守らない人と思われたくない
☀︎自分も時間を守れない人と思われたくない
☀︎母に巻き込まれ、自分ではどうにもならない
こんな気持ちがあったからイライラしていた。

よく怒りは2次的感情というが、
隠れた真実があるのだ。
例えば、
不思議なことに、母を悪く言われたくはないという悲しい気持ちがあったり、
自分が他人の評価を気にして、ビクビクしている気持ちがあったりするわけだ。

他人の行動を自分の価値観で評価しているわけで、私たちは、他人の背景を知らないのに、勝手な解釈をして、自分で勝手に傷つたりすることがあると思う。

実際、母が遅刻しても
無事によく来てくれた、ありがとね、
母も、ごめんなさいね、
チャンチャンで終わるのだ。
 もちろん、実際は、遅刻をするとは何事かと
 イライラしている人もいるかもしれない。
 でも、
 忙しいなか来てくれて有難うとか、
 会えれば良いわ、
 と思う人もいるわけだ。

だから、考えてほしいのだ。
自分の価値観を知ると、
世界が違って見えてくる。
楽になるのだ。

✳︎「親が嫌いなあなたへ」を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
 ご感想やご質問などございましたら、ご連絡をいただけたら大変嬉しいです。



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