無痛分娩について思うこと
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「甘いこと言ってんじゃないよ」「やっぱりお産は痛みがないと、愛情はわかないね」「まあ無痛なら痛くないから楽勝なんじゃない」「最初位「普通」に産まないと赤ちゃんがかわいそう(意訳)」
全て産休前に言われた言葉だ。こういうことを言われるのが嫌だったから、周囲には極力自分が無痛分娩を希望していることを言わなかったのに、いざ妊娠するとずけずけと詮索してくる。さして知識もないし人の身体のことも知らないのに、自分にとって異質なものを嫌い、自分の痛みを正当化する。
言ってきた人たちとはもう一切関わらないようにしようと強く誓うと共に、無痛分娩を希望する経緯や、どういうメリット・デメリットがあるのか簡単に書いていこうと思う。ちなみに今回私が今回の出産で選んだのは、24時間体制で産科・麻酔科に対応してもらえる順天堂医院だ。
1.無痛分娩とは
そもそも無痛分娩とは完全に無痛ではない。麻酔を使って陣痛の痛みを和らげながら出産することだ。日本産科麻酔学会の調べによると、欧米では無痛分娩は多数派で、特にフランスやアメリカでは70%を超えている。一方日本では近年増えてきたとはいえ、6%程度しかいない。小さな産院が多く麻酔科医を確保できないのと、根強い痛みに対する信仰があるためと別の記事で読んだことがある。
https://www.jsoap.com/general/painless/q20
2 無痛分娩のメリット
何よりも痛みが軽減されることだ。現に、今無痛分娩の真っ最中にこの記事を書いている。
出産レポはまた別に書くつもりだが、今こうやって落ち着いて子宮口が開くのを待つことができるのも、麻酔を入れたおかげだ。
ちなみに出産は子宮口が10cmまで開く期間を分娩第一期、胎児が外に出てくるまでの分娩第二期、へその緒や胎盤が完全に外に出てくるまでの分娩第三期に分けられる。初産婦の場合、第一期は10〜12時間、第二期は1〜2時間、第三期は15〜30分程度とかなりの長丁場だ。
順天堂医院の無痛分娩は、子宮口が4〜5cm開くところまでは普通分娩と一緒で、その後麻酔を入れて痛みを和らげる。病院に着いた時点で子宮口3cm、2時間程は我慢していたが、子宮口4〜5cm程度まで広がってくるとかなりしんどくなってきた。
私は数年前にとある人の影響で、ストレスや痛みで身体が急にしんどくなると血圧が一気に下がり過呼吸になるようになってしまった。今回も麻酔科医が来る直前の陣痛で寒気と気が遠くなる感じがして、まずいと思ったので麻酔があって助かった。
麻酔針を刺すまでに多少時間がかかり、3回位強い陣痛が来たが、刺してからは30分程で全然我慢できる痛みに軽減された。出産後の体調も回復しやすいらしいので、このまま行けば、極度に体調を崩さずに出産を終えられる気がする。
また、まるり側にも良いことはあり、私の痛みが軽減されてリラックスしているので、分娩第一期の進行が順調に進むそうだ。現在破水もして子宮口も広がっているらしいが、リラックスできている証でしょうと言われた。
3 無痛分娩のデメリット
麻酔が極度に効きすぎることによる分娩遅延や、非常に稀だが重篤な合併症を引き起こす恐れがある。鉗子分娩の割合が自然分娩に比べて増えることも学んだ。また、自然分娩に比べると費用は嵩む。公に出ているものとしては、以下のQ &Aがわかりやすい。
http://www.j-obstet.com/common/images/painless_childbirth.pdf
眠くなってきたのでこの辺りにしておくが、デメリットもきちんと麻酔科医から聞いた方がいい。順天堂医院は麻酔科医が直接説明してくれる機会があるので、デメリット込みでメリットの方が多いと判断し、今回無痛分娩を行っている。
今日中に産まれてくれると嬉しい、今もどんどん骨盤がまるりの頭に広げられている感覚がある。まるり、私も頑張るから外に出ておいで☺︎
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