相手の顔色が気になって、「NO」が言えず、なんでも自分で抱え込んでいたばあばが、メンタルブロックを外したら、自分の気持ちを言えるようになり、生きるのが楽になった話!
「エッ!? 私、自分のことをこんな人間だと思っていたの?」
「どうせ私は、本当の気持ちを言っても、他の人にはわかってもらえない」
「どうせ私の言うことなんて、否定される」
「本当の私は、嫌われる」
私がメンタル・ブロック解除のセッションで、自分の信念に気づいた瞬間でした!
なんだか自分がかわいそうで、涙があふれててきたのを覚えています。
私があちこちのカウンセリングに通うようになったのは、50代になってから。
再就職の道が絶望的になったことから、「こうなったら、自分の仕事は自分で作るしかない」と起業塾に飛び込んだのです。
ところがそこで、「右腕の骨折」という、思いもよらない出来事を体験します!
「行動の強制終了!」
起業して稼げるようになりたいと、大金を支払って起業塾に入ったのに、心の底では骨折してまでやりたくなかったのだろうか?
自分の本当の気持ちがわからなくなりました。
「他人の問題にかかわってる場合じゃない! 自分のことを知らなくちゃ!」
そう思った私は、心理学、脳科学、スピリチュアルなどを学び、様々なセッションを受けまくりました。
そして、ようやくたどり着いたのが、「メンタル・ブロックを外す方法」です!
ふり返ってみれば、私は幼い頃から長い間、人間関係に悩んできました。
それは人を変え、時代を超え、何人もの人からいじめに遭ってきたんです。
もちろん、なんとか現状を変えたいと、占いや、お守り、パワーストーン、開運グッズなどを買い込み、自己啓発などのセミナーにも通ってみましたが、結局何も変わることはありませんでした。
でも、この自分の信念に気づいた事により、なぜ現実が変わらないのか、その理由がわかりました。
現実は「セルフ・イメージ(信念)」を変えない限り、変わらない!
この考え方は、「ニューロ・ロジカル・レベル」という理論ですでに体系化されています。
NLP(神経言語プログラミング)という心理療法の共同開発者として世界的に知られるロバートディルツ氏によって体系化された、人間の意識レベルの理論です。
「もしかしたら、他にも間違った信念を沢山抱えているのかもしれない!?」
私の辛さを一番心配してくれている、やさしい従妹に安心してもらうためにも、この際、過去を一掃してスッキリさせようと思いました。
「納得はできた。」
「でも、どうやって信念を変えていくんだろう?」
疑問と不安を抱きながらも、セッションを受けていくうちに、それは次第にわかっていきました。
実は私のこの信念が形成されてきたのには、理由があったんです!
もちろん、虐めも関わってはいましたが、私の場合はそれ以前の「母との関係」にあったことがわかりました。
「どうせ私は、本当の気持ちを言っても、他の人(母)にはわかってもらえない」
「どうせ私の言うことなんて、(母に)否定される」
「本当の私は、(母に)嫌われる」
最初は「今さら?」とも思いましたが、この幼い頃の満たされなかった記憶と感情を、セッションで癒してもらったり、教えていただいたセルフワークをしていくうちに、だんだんとそれらの思い込みが薄らいで行きました。
つまり、幼い頃の私が、母との関係において、こう思い込んでしまうような体験をしていたことが原因だったのです!
その証拠に、自分の気持ちを他者に伝えることが、以前よりずっと楽にできるようになっていきました。
最初は小さなことからでした。
・あまり気乗りのしないお食事会に誘われたとき、「先約があるので行けない」と、嘘の理由をつけはしたものの、ちゃんと断ることができた。
・街のお店で洋服を試着し、「とてもお似合いですよ」としつこく言われたが、自分としては似合っていると思わなかったので、「結構です」と断ることができた。
・外食で注文と違うものが出てきた時、いつもなら「ま、いっか」と受け入れてしまう所、「これは頼んでいません」と主張することができた。
もしかしたら、これを読んでいる人の中には「そんなことにも、抵抗感を感じていたの?」と驚かれるかもしれませんが、私のようなタイプの人は、小さなことであれば、自分が我慢してしまう方が楽なのです。
なぜなら、我慢することで自分を守ってきたからです。
でも、こうした小さなことに対しても、自分の気持ちを言えるようになっていくうちに、目の前の現実が少しずつ良い方向に変化していくのを感じられるようになっていきました。
これまで、占いや、お守り、パワーストーン、開運グッズ、自己啓発のセミナー等に、さんざんお金と時間を使っても、なんの変化もなかったのにです!
「じゃあ、今までの自分は、どうしてあんなに辛い思いをしてきたのだろう?」
そう思いながら、過去のイヤな記憶をたぐっていくと……。
驚いたことに、全てのイヤなことの始まりには、私自身が自分の気持ちを「言わない」という選択をしていたことに気づきました。
「私が言わないから、誤解されてきたんだ!」
分かってしまえば、あまりにも当たり前の事なのですが……衝撃でした!
それならもしかしたら、意図的に「言う」を選択したら、もっと違う現実になるかもしれない?
そう思って、今度は意識して「言う」に挑戦するようにしてみました。
最初の大きな関門は、夫の血縁者に、夫の体調についてこまめに状況を伝えることでした。
今までだったら、「家のことを外部に話すなんてとんでもない」と思っていたのが、勇気を振り絞って連絡したところ、とても思いやりのある言葉をかけてもらえました。
また、仕事においても、「できる事・できないこと」を事前にハッキリ伝えし、ムリなお願いが来た場合は、きちんと理由を説明し、お断りすることができるようになりました。
今までだったら、誰にも状況を伝えず、一人で抱え込んだり、ムリしていたのにもかかわらず、嫌な思いをしていたことが、「言う」を選択しただけで、180度世界が変わってしまったんです!
その後、従妹と二人で行ったスーパー銭湯で、この話をした時、
「良かったね!もう一人で抱え込まないでね!」と温かい言葉をかけてもらったことが、
とても嬉しかったです。
メンタル・ブロックを外すセッションに出会えて良かった!
「言わない」から「言う」を選択できるようになって、本当に良かった!
今はつくづく、そう思っています。
これからは、ますます高齢者社会になっていきます。
特に女性は、男性より平均寿命が長く、一人で生きなければならない時間が多くなります。
それは、結婚していようと、お一人様であろうと、大差はないように感じています。
私も含めて、「生きることが、苦しむこと」「苦しみが長くなること」にならないよう、
このメンタル・ブロックを外すと楽になることを、私に関わる多くの人に伝えていけたらと思っています。
以上