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WE ALL MAD HERE【気になるところで終わるショート小説】

私はただ床に突っ伏していた。 他にできることが何一つなかったのだ。 そして、誰もが私をくだらない人間だと思うのだろうという思考が浮かんではきたが、それでさえ、私を今の状況から逃してはくれなかった。 眠いわけではない。むしろ頭は冴えわたっていた。 目は見開いたままであったし、今まで聞こえなかった音でさえ今は鼓膜に直接響いてくるようだった。 「おかしい」 明らかに、誰がどの角度から見ようとこの状況はおかしかった。 この状態でもう数週間が過ぎている。 そろそろ終わりにしたい

    • なんでもない

      なんでもなかった 例え泣いたところで 例え笑ったところで なんでもなかった 目の前の景色から 確かに何かを受け取った ただそれだけのことで ただそれだけが 大切だった

      • 日溜まりの苔