運命の人
運命の人って、果たしているのだろうか。
誰しもこんなことを考えたことがあるだろう。
最近は恋愛脳になることが多くて、私はよく「運命の人」について考えてしまう。
あの人は私の運命の人なのだろうか…云々。
その度に、この歌詞が頭に浮かぶ。
選ばなければ、恋人なんていくらでも作れるのかもしれない。そこらへんで、ちょちょいと作れるのかもしれない。
でも、そんなに手軽に都合よく手に入れたいとは思わないし、思いたくない。
コンビニで済ませたくなんかない。
デパ地下で売ってるような高級な愛じゃなくていいけど、少し遠くのスーパーに行くくらいの労力は費やしたい。
私はいつも、頭の上あたりにもう1人の自分を飼っているのだけど
そのもう1人の私が、ふと言ったことがある。
「とりあえず目の前の人のことを運命の人だって信じときゃいいじゃん」
そうかもしれない、と我ながら納得してしまった。
そのとき向き合っている人こそが運命の人で、
「運命の人」なんてのは、常に移ろいゆくものなのかもしれない。
適度に都合よく考えることは、生きていく上で役に立つことが多いなぁと最近は思う。