水の抱擁

なんだか寂しくなると、水にゆっくりと沈んでいきたくなる。
全身で抱きしめられて受け入れられて、その一部になれるような気になって、私と水の境界がなくなるとき、穏やかで本物の眠りにつける気がする。

8年間水泳を習っていたからか、私は水が大好きだ。水を飲むもの好きだし、水に沈むのも好き。
雨も結構好き。

通っていた温水プールの水温がちょうど良くて、最初は冷たいのに、自分の体温と溶け合うとなんとも言えないような心地良さで、頭を撫でられているような気分になって、1人で泳ぐのが大好きだった。

私は水になりたい。

｢上善如水｣という言葉を知ったとき、まさに私の目指すものだと思った。老子とは気が合いそう…！
しなやかに、変わり続け、入れ物によって形を変え、低い所へ流れ、やわらかく大地に恵みを与え、ときには石を穿つほどの。

サフイフモノニワタシハナリタイ

💡今日のおすすめ曲
AlwayS / NiziU
ちなみに水はあんまり関係ない。