見出し画像

【MT-07】 冬をどう乗り切る?

僕が住んでいる宇都宮の冬は雪はほとんど降らないけれど、日光連山から吹き下ろしてくる冷たい北風が直接やってくるのでかなり気温が下がります。自然とバイクに乗る機会も減って来ます。そうすると当然バッテリー上がりが心配になります。以前セローで冬キャンプに行った時に、朝テントの撤収も終わり全ての荷物をパッキングし、さあ帰ろうと思ったらセルが「キュ、キュルル、、、キュ、、、ジー、、、カチカチ」と絶望しかない音を奏ではじめ目の前が真っ暗になった事がありました。その時はたまたま一瞬だけバッテリーが蘇りなんとかセルが回りエンジンをかける事が出来て無事帰ってくる事ができましたが、帰り道はとにかくエンストをしない様に常にアクセルを煽り続けていたので、身体の疲れより気疲れしてしまい帰宅後はそのままぐったり寝込んでしまいました。


備えあれば憂いなし

そんな訳で、その後すぐこんなものを買いました。
予めバッテリーから配線を引いておけば、こいつとコネクターを繋いてコンセントから電源を取りバッテリーを取り外す事なく充電できる優れものです。今はハンターカブ以外の全てのバイクにコネクターを取り付け、冬だけでなく一年中定期的にバッテリーを充電し「安心」を買っています。

バッテリーの劣化状態も診断してくれ最適状態に管理してくれる頼れるヤツです

見える化のありがたさ

そんな訳で、近々ツーリングに行く予定のMT-07のバッテリーの状態を確認してみました。すると……

毎回充電前にバッテリーの状態を診断してくれます

ガーン、NG判定です。前回充電した時は緑と黄色が点いていたのでそろそろかな、、、とは思っていましたが、こうして思いっきり赤ランプが点くと諦めもつきやすいですね(笑)来週こいつでツーリング行くのにかつてのセローの様になったらシャレにならない💦確認しておいてよかった。

バッテリー交換は簡単じゃない

ということで、バッテリーを交換します。……が、作業はそんなに簡単じゃありません。いや、簡単なんです。古いバッテリー取り出して新品に入れ替えるだけ。でもこれが大変。今どきのバイクは狭いスペースにあれこれギュウギュウに詰め込まれただでさえスペースがないのに、電装品を色々取り付けているおかげでバッテリー周りは配線だらけ、バッテリーを引っ張り出す為に手を突っ込むスペースが無いんです。

狭いスペースに指先を突っ込み持ち上げようとするものの、バッテリーって地味に
重くて指の腕力(?)が負けてしまいます。もう、本当に苦行。

バッテリー交換なのに何故か毎回指が血だらけに、、、

格闘の果てに

格闘すること十数分、やっとのことでバッテリーを引っ張り出せました。毎回思うのですが、次回の交換の時の為にバッテリーの下に紐とかコードとか通しておけばそれを引っ張ってバッテリーを簡単に取り出せるのでは? と思うのですがその隙間すら見つけられません。もう、指ボロボロです(泣)。

やっと取り出せました!知恵の輪を外した時の様ななんとも表現し難い達成感があります(笑)

過去トラはしっかりと活用

バッテリーを取り出せた感動にしばし浸ったら、すかさず新品を投入しますが過去の失敗は繰り返しません。以前バッテリー交換した時に電極の受け側に必要なナットを入れるのを忘れてボルトが締められず再びバッテリーを取り出さなければならなくなった悲劇を今でも頭が(身体が?)覚えています。こんなナットくらいバッテリー戻してからでも差し込めるだろうと思うのですが、とにかくスペースがなくてダメなんです。ホントユーザー殺しですよ、最近のバイクは。プラグ交換した時も手が血だらけになったし、昔のユーザーフレンドリーなバイクが懐かしい。

たかがナットされどナット、ナットを笑うものはナットに泣く

緑って素敵

無事バッテリーを交換し、バッテリー診断。見事にグリーンシグナル(当たり前だけど)を獲得しひと安心😊これで今度のツーリングも安心してグリップヒーター全開で走れます。

緑が点灯し指の痛みも和らいだ……気がします

念の為のダメ押し

そのまま待つと充電が始まります。新品とはいえ手元に届いた時は満充電では無いのですね。こいつは微弱電流で極力バッテリーにダメージを与えない様に優しく充電してくれます。あとはこのままおまかせでしばらく放置です。

やさしい充電が始まります。あとは充電器うさんにおまかせします!

待ってる間にマルチタスク

充電している間に他の部分も点検します。冬場に気をつけないといけないのはタイヤの空気圧。気がつくと思ってる以上に空気減ってるんですよね。今回ハンターカブのパンク対策で電動ポンプを買ったので早速使用してみます。

思った以上の音のデカさにちょっとビビる。でも勝手に空気いれてくれるのはすごい便利!

いやいやダメでしょ

冬場は空気減るよね〜って軽い気持ちで言ってたけど、ポンプ稼働したら1.8kg/cm2って! 全然入ってねーじゃん。あぶねっ! やっぱり見える化って大事よね😅ポンプ買って良かった。他の3台も思いっきり空気抜けてました。

初めて使ってこの表示を見て本気で壊れてると思った(笑)チャリの空気入れでシュポシュポしてるだけじゃダメね

冬とは関係ないけどついでに交換

最近MT-07いじってなかったので前々からやろうと思ってたパーツをついでに交換。タンクのフタをキーレスに交換します。ガソリン給油する時にイグニッションキーを抜き刺しするのって微妙に面倒くさいんですよね😅なので今回キーレス手動開閉フタに交換! 六角ネジ5本で留まってるだけなので簡単に外せます。

最後コックがどうやっても取り外せず悩みましたがキーを刺して捻ったら取れました。当たり前だ(笑)
でもその後今度はカギ穴からキーが抜けずに焦りまくり💦

5ー2=3

フタを交換しましたが、交換部品はネジ3本しか使いませんでした。まあ、こんなとこ強度は要らないし今時ガソリン泥棒も居ないだろうからカギなしでも大丈夫でしょう。キーの抜き刺しが要らなくなった効果は次の給油の時に確かめます😊

一応押しながら回さないとフタは取れません。キーレスの効果は果たして!?

そんな訳でMT-07の冬メンテでした。バッテリー充電器を導入した事で、ある日突然道の上でチーンという事がなくなったので安心できる様になりました。本当なら一年中乗り続けていればいいのだろうけど、多頭飼いの宿命と微妙な北国暮らしにとっては毎年冬をどう乗り切るのかが課題だったので、バッテリーの状態が分かる様になったのはかなり助かります。

そんな訳でMT-07のメンテの記録でした。こんな感じで記事をあげて行きたいと思いますので良かったらまた読みに来てください。それでは。

いいなと思ったら応援しよう!