いきなり独立開業するのはやめた方がいい

これだけ情報が溢れている昨今で流石にそんな人はいないと思いますが、少し前の時代には客商売や経営なんてやったこともないのに定年後に退職金をつぎ込んで喫茶店を始めたり田舎に移住してペンションを経営したりする人がリアルに居ました

こう書くだけでだいたい想像がつくと思いますがまあそんな上手くいくはずもなく、かといってやめると失敗を認めることになるのでなんだかんだ理由をつけてダラダラ続け、毎月赤字を垂れ流してせっかくもらった退職金を溶かしてしまうだけでなく、ひどい場合には借金を抱えた上にパートナーに愛想を尽かされ熟年離婚につながることもあったようです

こういう人たちは商売というものが根本的に理解できていません

勝負をかけなとはいいませんが、それならまずしっかり勉強し入念な準備をしてから「小さく」始めないといけないところを、なぜかこういう人たちは大きな初期投資を投下して博打のように始めてしまいます
お金をかけるほど商売が上手くいくというおかしな幻想をいだいているとしか思えません

どうしてもなにか商売をやりたいなら、まずはその業界の勉強をして収益性や将来性をきちんと分析すべきです
その上で参入すると決めたなら、次はその業種のお店で雇ってもらい(訓練のため賃金ゼロでも良い)実地訓練をするか、もしくは可能な業種であれば週末のフリーマーケットなどに出店して実際の業務の中でトライ&エラーを繰り返し商売のあたりをつけるべきでしょう

実際にやってみるとそれまでは見えていなかった様々な問題がわかります
仕入れの問題、お金の問題、オペレーションの問題・・、それらを踏まえた上で採算がとれることを確信しないと商売なんて怖くて始められないのが普通です

もしこの普通の感覚が持てないなら、とりあえず持てるまでは商売をやるべきではないと思います

ではでは

 

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