8時ちょうどのあずさ5号
カラオケで、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」を歌うと、上野発の夜行列車に乗って、青森駅まで行きたくなる。
それと同じで、狩人の「あずさ2号」を歌うと、8時ちょうどに新宿を出発する特急あずさに乗りたくなる。
どちらも、まだ実現したことはない。
前者は、雪が降る冬に行きたいし、後者は、春まだ浅い3月に行きたい。
しかし、あずさ2号は、歌が発表されたときは確かに実在したが、1年半後になくなった。
今は、あずさ5号である。
あずさの行き先は、ほとんどが松本止まりであるが、このあずさ5号だけは、平日も土日も南小谷行きで、はるか遠くの信濃路を走ってくれる。
土曜日だけなら、朝10時4分新宿発の白馬行き(あずさ77号)が、唯一の例外である。ほかは、すべて松本行きになる。