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DAY1〜正午の鐘〜

タロットに取り組む前にまず瞑想を行う。


先生の誘導でチャクラをひつつづつ意識していく中で、私は仙骨のあたりを通過したときある感覚を味わっていた。


タロットを通して自分に向きあえるのだろうかという不安と、自分が未知の世界を学ぶ高揚感とがいずれも仙骨のゾワゾワする感覚に繋がっていてそれらは表裏一体であるということが嬉しかった。

常日頃から思っているホラーとお笑いが紙一重であるが如く。。。




瞑想が終わるタイミングで12時のチャイムが鳴った。

さて、これから数あるタロットデッキの中から今後のレッスンでの相棒となるデッキを選ぶのだけれど、好きな絵柄などで選ぶのではなく直感で引き合うデッキを選ぶのだ。

私が選んだデッキは「ミスティック フェアリー」なる妖精のタロットデッキだった。
予想外も予想外、ちょっと苦手なメルヘンでファンタジックな世界…。

何とか好きになれそうな要素を見つけようとする自分が無意識に出てくる。

「苦手なものは無理に好きと言わなくてよいですよ」と先生に言われ、まだ自分のなかにあるこういう部分にハッとさせられた。



良い顔をしようとする自分、場の状況にあわせようとする自分。
あいての意識が自分のもののように感じられることもあった。



相手の思いや望みを汲み取ってあげること。
それは自身の今の仕事の上でも多いに役立ち、長くこの職業を続けている大きな要因などだと、ずっとそう思い込んでいた。