漫画・アニメ・ゲーム
ここを開設した理由が離婚の鬱憤を吐き出したいという、ひたすらに後ろ向きな理由である為、自己紹介のアレだけだと自分でも読む気のしない暗いページになってしまいそうなので、先ずは各ジャンルでの一番好きな作品について軽く触れてみたいと思います。
(漫画)ナツノクモ/篠房六郎
フルダイブ型MMORPGのとある野良サーバーの興亡を描いた漫画。
と言うと普通にファンタジーアクションっぽく聞こえるのですが、そもそもそのサーバーが心療内科のカウンセリングの一環として、患者にゲーム内で親役・子供役を振り分け疑似家族として生活させる集団療法を行っていたサーバー。
外面のストーリー展開としては、失踪したサーバー管理者が現実の殺人事件の犯人の疑いがあったり、ハックツールで限定アバターを盗みに来たPKと戦ったり、ギルド戦的な展開があったりと、ここだけ聞くとゲームを描いた漫画としてワクワクするような展開です。
が、実際のその中身は、ただひたすらにその患者達のトラウマを抉り、心を折り、内面から破壊していくという読者のメンタルも脅かす内容。
あまりにも暗くえげつない内容だったからか、恐らくあと1巻分程あれば綺麗に完結できたであろう終盤で打ち切りになり、最終7巻の最後ではソードマスターヤマトばりの超速展開となっています。
それでも一番好きな漫画は?と聞かれれば、僕はナツノクモを挙げます。
ネットゲームというギミックを最大限に使い、人間の嫌な部分だけを抽出したような素晴らしい漫画です。
(アニメ)serial experiments lain
好きなアニメ不動の1位はserial experiments lainです。
それまでも十分にオタクだったのですが、このアニメによってどっぷりと沼にはまってしまいました。
ストーリーの評価としてはPS版のゲームも含めてになってしまうのですが、90年代のライトでドタバタなアニメが流行っていた時期に、女子高生の投身自殺から始まる物語は脳天にハンマーで一撃を食らった様な衝撃でした。
Windows95の時代に、VR・ARで現実とネットの境界が曖昧になり「繋がっている」事への恐怖を描くという企画を通したスタッフの先見の明は、今だからこそ改めてその凄さが思い知らされます。
Prime Videoで第一話だけ無料で観られるので未見の方は是非。特に第一話は全カット変態的なこだわりで構成されていて、演出面でも楽しめます。
(ゲーム)ダンジョンマスター
色々な機種で出てましたが、僕がハマっていたのはSFC版です。
疑似3Dのマス目ダンジョンをリアルタイムで探索するダンジョンRPG。
時間経過で空腹になりのどが渇き、回復するためには睡眠が必要で、荷物を持ちすぎると重くて歩けなくなる…昨今のゲームではよくある要素ですが、ダンジョンRPGといえばランダムエンカウントのコマンド選択バトルが主流だった時代に全部盛りです。
見えない通路の向こうから、敵の近付いてくる足音の恐怖!
自己紹介代わりに自分の好きなものについて書けばポジティブな記事になるんじゃない?と思ったのですが、自分の好きな作品の傾向を失念していました。
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