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エッティラ婆ちゃんは心配性[2024-vol.4]

<「マダム・ララ」から「ラララ・ラム」へ>
ええとまず。このnoteは2018年にいそいそと”ほぼ毎日”更新したのち2019年からしばし休んで、あとはかなりゆるいペースで更新してきました。それで何というかこのnoteというのはほとんど誰かに発見されることなく、唯一毎回「スキ♡」を下さる人気占い師さんがいらして、その方だけが見てくださっているような錯覚に陥りながらここまで続けてきたのですが(もちろん「スキ♡」を推してなくても見てくださってる方がおるのは作家という職業柄知っております)、先日「このnoteから」わたしを知ってくださったという方がわたしが不在の時に店に来店くださり、それがおりしも2015年にアラビヤで受けた神託『生き死ぬるもの双方に光を与えよ』に関し、9年がかりで考え続けた”死ぬる”の意味がわたしなりにわかった(悟れた)直後のことであったこともあり、何となく原点回帰して良いのではと思い、
元の「ラララ・ラム子」に名前を戻したい気分になりまして、でも完全に戻すのは前進とは少し違うなということで、第3形態というニュアンスで「ラララ・ラム」とすることにしました。どちらにせよこのような不思議なものを扱うnotedですからこのような変更もサムネの写真変わったくらいに自然に受け止めてもらえるのではないかと思います。当面は(マダム・ララ)を補助輪的に後ろにつけて、浸透するのを待ちたいと考えている。

今日の「まえがき」

10月に関する覚書/ 干されていた?(欺瞞により/なんの欺瞞?わからない)
しかしそれも契約(おそらく前世の)
なぜ?→決定的な別離れを避けるために
ただまもなく契約および結婚(契り)があり、
とある作品について言及が許されないのは力と権力の兼ね合い

メモ

2008年くらいにこのデッキの絵柄に魅せられてからその深遠を覗きたいと、奮闘するうちに「開かない眼」さんのサイトにいきつき、おそらくこの方はこのデッキの出版および翻訳に携わった方であろうということでこのサイトの解説が真実に近しいものであるのはわかるのだが、それを「暮らしの上での叡智」として日常利用することはとても難しい。
で「それがなぜか」ということを解説するとこの解説自体も難解になっていくのでそれはまた今度か後にするとして、

それでも今年の6月に「安賀里さん」にお会いするという出来事がきっかけでまたエッティラを日々触るようになったのだけど、驚くべきことは5年間、あまり触れずにきたこのデッキの使い方を今は信じられないくらい理解しているということだ。これはあれだな、例えば英語しか話せない恋人ができて、その人と5年暮らしていたら、ある時何度読み返しても理解できなかった歌の歌詞が水を飲むように理解できたみたいな感じに似ている。
店での五感修行が、わたしにこのデッキを使える筋肉をくださったのだ。

それでまず、もう言い切れてしまうことはこのデッキは「内省」のためのもので人を見るためのものではないということ。特に日本人が日本人をこのデッキでみるのは向かない。最後フランスで仕上がったこのデッキがフランス革命前後の空気をふんだんに吸っていることで非常に全てが警告的であり、
その内容を正しく目の前の人に伝えるには「超訳」しないといけないからである。けれどもその「超訳」を相手が信じてくれるのかという問題がある。
そもそものカードの意味自体を調べたらすぐ出てくる今の時代「だってこの解説ではこういう意味って書いてあるじゃん」となってしまうので、
自身と相手の信頼が相当ない限り、他者を見るのには向かない。

なので「他者をみない」前提で、自身が自身のためにこのデッキを使うときに、どういう心持ちでいたらいいかという「完全解答」がわたしの中に生まれたので、それをシェアするために今これを書いている。

すなわち「エッティラは心配性のお婆ちゃん」であると思って関わればよい。そして忘れてはならないのは「お婆ちゃんは人生がうまくいっている時ほど足元救われるのを知っているからそんな時ほど警告する」ということ。

みんなのお婆ちゃんがどんな人たちかわからないが田舎に住んでいる自分のお婆ちゃんたちはこういう人だった。

わたし「女優になる!」
婆「変な奴に騙されるんちゃうか」

わたし「東京行く!」
婆「池袋には行かんときや、刺されて死ぬから」 

このまさに「池袋には行かんときや、刺されて死ぬから」
というのがエッティラ婆様の神託なのである。

おばあちゃんの言葉だと思うと皆もスッと理解できると思うのだが、
この「池袋に行くな、刺されて死ぬ」は実現する予言ではない。
でも実際、池袋で殺傷事件が(当時)あったのは事実だから、
自分が刺されない保証はない。
つまりこの言葉の真意は「都会は怖いところだからちゃんとリスク管理するように」ということである。

これがエッティラなんである。

「わたしは稼げますか!?」と訊くと「身ぐるみはがされるかもよ」
そう答えるのがエッティラなんである。

だけど絶対にお婆ちゃんの忠告には耳をかしておいた方がいい。
適当に聞き流すと痛い目を見る。それがエッティラなのである。

自分のことでいうと7月に過去作が電子書籍になったので、そのことで「少しの小銭」は入るのではないかと思って自身の店の経営を多少甘くみていた。その時にこの電子書籍化という嬉しい出来事に関してエッティラを引くと「商人にとって全く悪い取引」「直ちにこの契約の清算をしなさい」
「この出来事はあなたに何ももたらさない、それどころか!!」

みたいな感じでコテンパにやられて驚いた。

でもそれで契約書を調べた結果、自身のパーセンテージがかなり低い契約になっていることに気がついた。サインした後だったし、そもそも盟友編集者の尽力によって電子化されただけでも喜ぶべきことでコストがかからなかったことに感謝すべき「もっか不良債権作家」であるので、不満などないし、不満があったとてこれを呑むしかないのだが、これではおそらく自身の手元に入ったお金は一晩の食事で消えるだろうと思えた。おまけに入金が9月締めの11月末入金であることにもその時気づいていなかったわたしは、エッティラばあに「この仕事で稼げるとおもてるなよこのボケ!」と言ってもらってなければ非常に大変なことになっていたのであった。かつて印税というのは刷った分入ってきていたからその感覚でイメージして8月に豪遊してすっからかんになっていただろう。

深夜に皆の様子を確認のため回診にくる祖母。笑。

お婆ちゃんというのはいつだって心配性で、心配のあまり、
ネガティヴに、強めに、警告する。

エッティラはそういうデッキなので、一番は「エッティラ婆ちゃん」が、今何を一番心配してくれているのかを、表面上の言葉にとらわれる見つめることだ。「節約しろ。破産する」と出たら、破産すると思ってパニックになるのではなく「なぜそうしつこくお婆ちゃんは言うのか」を考えたらいい。

そうするとあなた自身が気になっているポイントが浮かんでくるから、
それらを一つ一つ見直せばいい。

エッティラお婆ちゃんはあなたの健やかな明日を願っています。笑。
だから怖がらず、自身で変換しながらこの神託を使っていこう。

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ラララ・ラム(あるいはマダム・ララ)
嬉しいです ( ´ ▽ ` )ノ