見出し画像

カメラって難しそう?いいえ、OM-1 Mark IIなら簡単です! 

買いました!OM-1Mark II


えへへ。
買っちゃいました。
OM-1 Mark II。
10年来愛用しているOLYMPUS(現OMSYSTEM)。
先月発売されたこのブランドのフラグシップ機です。
当初は買うつもりがありませんでした。
なぜならOLYMPUSのカメラは10年来愛用していて、フラグシップ機が発売されるたびに購入しているので、今すぐ最新のカメラがなくてもいいかな、という気分だったのです。
どちらかというと、最近発売されたすごい映像が撮れるスマホが欲しいと思っていました。近頃のスマホは高額です。欲しいものはカメラと同程度の価格がするので、今の優先順位はカメラではなくてスマホ。そう考えていたのです。
それが、なぜこのカメラを買うことになったかというと…。


まずは、発売1ヶ月前あたりだったでしょうか?
写友から情報が入りました。
いわゆる友人からの口コミというやつです。

友人は他社のカメラをメインで使用していて、OMSYSTEMのカメラユーザーではないのですが、この新製品の性能がYouTubeで紹介されていてすごいらしい、と言うのです。

しかし、友人のオススメはメーカーが推しているその「すごい性能」だけではありませんでした。
私に一番響いたのは、
「カメラに内蔵されているNDフィルターにハーフが入った」(ライブGND)
なんのこっちゃ?ですよね…
でも友人の勧めるポイントは私のニーズを知っているだけに的確です。
これは私にとっては花火の撮影をするときに荷物が少なくて済むということを意味しています。OLYMPUSの広角レンズは「出目金」と呼ばれる前面が球形をしたレンズです。ですので平らなフィルターをレンズ前に装着することができません。そのためフィルターを装着するための大きな専用ホルダーと高価な角型フィルターが必要でした。特に、花火を撮影するときは、打ち上げる根元の場所ばかりが明るく重なり飛んでしまうので、ハーフNDフィルターと言う画面の半分が暗くなるようなフィルターを使います。それがこのカメラには内蔵されている。わかる人にはわかる画期的な便利さ。友人ならではのおすすめポイントです。
花火を撮るためだけにカメラを買うの?と言う声が聞こえてきそうですが、一年中花火を追い求めてあちこち撮りに行っている私にとってはこの機能はかなり大きなポイントなのです。

そしてもう一つ。
毎年横浜で開催されているカメラの祭典CP +。

ここで、「ゆ〜とびさん」がこのカメラの魅力を語るトークイベントに出演されていました。友人がYouTubeで情報発信を見たと言ったのはこの方のチャンネルでした。

こちらがアーカイブです。

「常識を覆す、唯一無二の撮影領域」ってなんだろう?と思いますよね。
実際の作例をもとに撮り方も含めて解説があると欲しくなるのは人情というもの。

このカメラの祭典では、各メーカーのブースでプロカメラマンやインフルエンサーの方のトークイベントなどがあり、このイベントを一日聴いて回るとフォトレッスンに何回も出たような経験をすることができます。
そこで実際にプロカメラマンが使いやすさや新機能について語っているので、買わない選択肢はない!という気持ちにさせられるのです。
(上記↑のチャンネルに過去のものも含めてアーカイブがありますので、興味のある方はご覧になってみてください。今年はテーブルフォトのワークショップや、美容クリエイターのGYUTAEさんのステージなど女性であっという間にいっぱいになったようです)

「このカメラの最大の魅力は、最新のAI被写体認識AFやコンピュテーショナルフォトグラフィ機能など、画期的な技術を搭載している点にあります。」

こんな風に書いてあってもカメラに詳しくない人にはよくわからないと思います。

コンピュテーショナルフォトグラフィ(計算写真学)??

これは私なりにものすごく乱暴にはしょって言うと、カメラが機械学習して、撮る人の腕前をカバーして写真をよしなに計らってくれるソフトウェア的な処理のことです。
ばくっと言うと、すごくなっている分野は星空の写真や、ナイトモード、ポートレートモード、パノラマ、ノイズ除去、色調の変換などなど…
例えばスマホのカメラってレンズが巨大化したわけでも、画素数がありえないくらい増えたわけでも、センサーサイズが大きくなったわけでもないのに画期的に綺麗な写真が撮れるようになったと思いませんか?あの感じです。

昔は高価な一眼レフカメラや明るいレンズや、特殊なフィルターや大きな三脚などが高額な機材が必要だったため、初心者には撮れないシーンが多かったのです。
それが、だいたいカメラが考えてソフトウェア的な処理によってよしなに計らってくれるようになってきました。
先述のハーフNDフィルター機能(ライブGND)内蔵というのもこちらに入ります。

これはカメラのハード面ではなくソフトの部分の性能が向上しているためです。
初心者でも簡単。難しいことは一旦カメラにおまかせ。慣れてきたら自分好みに調整すれば良い。

さらに、今回私がカメラを購入する際に背中を押してくれたのが…

早期予約特典や、今あるカメラの下取りなどのキャンペーンがあったこと。
前のカメラを下取りしてくれるので、実質少しお安く購入することができました。スマホの買い替えの時と同じようなシステムです。
これはとても魅力的なオファーですよね。
私は道具は良いものを早く手に入れて、使いこなせるようになって使い倒した方が結果的に元がとれると思っています。そこでこのチャンスに購入しようと決めました。

OM-1Mark IIを選んだ理由

このカメラのキャッチコピーは
「唯一無二、その一瞬は想像を超える」
です。
何がどう唯一無二なの?と思いますよね。

私がイチオシで唯一無二だと思ったのは、
超望遠レンズでも手持ちで撮影できる、という点。普通だったら大きな三脚にどっしりと重いカメラをセッティング。野鳥などの撮影の場合は動きに合わせて追いかけたいのでビデオ用の雲台を使います。
いかにも、「ザ・カメラマン!」という装備が必要なのです。
これが、手持ちで撮影できるってすごくないですか?
カメラとレンズさえあればOK.。
初心者でも簡単。散歩感覚で鳥の撮影に行ける…。
取りたいシーンの自由度が格段に上がります。
さらにこの機能を後押しするのが、超優秀なオートフォーカス。
自動でピントを合わせてくれる機能です。このオートフォーカス機能はすごいです。普通のカメラでも「瞳認識機能」はついているものがありますが、このカメラにはなんと、「鳥」の認識機能がついています。

撮ろうとしてカメラを向けた先に鳥がいると、認識して追いかけてくれるのです。
ちょこまか落ち着きなく動き回る小鳥。草むらや葉っぱの中を好んで動き回る種類の鳥。こんな鳥を撮ろうとしてついピントが小枝や葉っぱにきて残念な写真になってしまった経験のある人は多いと思います。
それがこのカメラだと鳥を追いかけて自動でピントを合わせてくれるのです。

さっそく上野動物園に試し撮りに行ってみました。
こういう檻のフェンスのすぐそばにいる個体を撮ろうとすると手前の柵にピントがあってしまいがちです。ところがこのカメラだと、向こうに鳥らしきシルエットがあるとカメラが自動で鳥にピントを合わせてくれます。

こちらも同様です。自然の中でもだいたいこういう枝の向こうに止まっていたりしますよね。すると、手前の茎にピントが合ってしまって肝心の鳥に合わせようとしているうちに飛んでいってしまった…というような事が今まではよくありました。それが一発で向こうのアカショウビンにピントが合います。シャッターチャンスを逃さずに撮れる可能性が増えました。

鳥でさえこうなのですから、人間のポートレートは当たり前のように認識してくれます。認識するのは鳥と人間だけではありません。他にもモータースポーツ、飛行機、鉄道、犬・猫などが対象です。
カメラにお任せしてシャッターを切るだけでOK。

私が考えるこのカメラのおすすめポイントは
①高速かつ正確なオートフォーカス
②優れた画質
③堅牢なボディ
④小型軽量

が挙げられます。
特に私が助かっているのは防塵防滴機能。
雨、雪、海の潮風や埃、花粉なども精密機器であるカメラにとっては大敵です。雨の日は故障が怖くて写真を撮れないカメラもある中、このカメラはお天気の悪い日でも気にせず使うことができます。
(レンズ交換をする時だけ要注意)
以前猫の写真で有名な写真家の岩合光昭さんがアフリカで動物を撮影するときにこのシリーズのカメラを使用したと話されていました。
そして、マイクロフォーサーズなので小型。レンズも他社のフルサイズカメラのレンズに比べると軽量です。
体力的に自身のない女性や高齢者にはとても向いていると思います。

そしてもう一つ、私の推しは手ぶれ補正が画期的なこと。
通常のカメラだと三脚が必要なシーンでもこのカメラだと三脚なしで撮ることができます。重い三脚を持って歩かなくて済むのはとても助かります。
手ぶれを効果的に抑えながら、シャープでクリアな画像を得ることができる…なんと便利なカメラでしょう。


OM-1Mark IIとの最初の一歩

さて、さっそくカメラを試したくて先述の通り上野動物園に行ってきました。


OM-1Mark IIは、それまでのカメラとどう違うのか?
重さや画素数はOM-1と同じです。そのひとつ前のOM-D EM-1 MrkⅢより少し重くなっていますが、それほど重さは感じさせません。そしてOM-D EM-1 MrkⅢに比べると、AFは格段に早くなっています。

使用感として一番感じたのはやはりオートフォーカスの速さです。
速い!楽チン。簡単。
そして動く被写体に慌ててシャッターを切ってもブレない強力な手ブレ補正。
なんでもっと早くこのカメラが出てくれなかったの?と思うほど。


星空も簡単撮影できるので、次は星空と夜景撮影でのハイレゾショットの試し撮りをしてみようと思っています。

OM-1で撮影したお気に入りの写真


OM-1のカメラにはプロキャプチャというモードがついています。
この機能はシャッターを半押しした状態で待ち構え、次にシャッターを全押しすると、全押しした瞬間からさかのぼって過去の数十枚(最大70コマ)を記録してくれるという機能です。
さかのぼれるので、人間の反応スピードでは追いつけないものが撮れています。
ミルククラウンのようなものも簡単に撮影できます。

こちらは上野動物園にて。
ミーアキャットの瞳に楽にピントが合いました。


手持ち撮影でスローシャッターが可能です。
NDフィルターも内蔵されているのでスナップでも撮るかのように水の流れをスローシャッターで流して撮る事ができます。

OM-1Mark IIを購入して変わったこと


カメラ初心者でも簡単に撮れるようにカメラの方が調節してくれるようになった事で、写真を通じて世界を見る新しい窓を手に入れたという感覚が確かにあります。

次の写真は前のOMカメラで撮影したものですが、プロキャプチャでメスのジョウビタキが飛び立つところを撮ったものです。

私の目には2枚目のスキージャンプの選手のような「気をつけ!」の姿勢は見えませんでした。この鳥は羽を広げる一瞬に、まずジャンプするのですね。
人間の目では追えない瞬間もカメラはしっかり捉えています。

OM-SYSTEMのカメラを片手に散歩に出かければ、写真撮影がさらに楽しくなり、もっと面白いシーンが撮れないかと探求する意欲をかき立ててくれます。シャッターを切る瞬間、それはただの技術的な行為ではなく、創造性と情熱の表現となります。カメラを通して世界を捉えることは、絶えず変わる瞬間を永遠に留める魔法のようなものです。

今回は、カメラを買った嬉しさと機能がすごいと思ったことで、つい熱が入ってしまいました。気づけばカメラ愛が溢れて少し暴走気味に書いていますが、私は別にOMSYSTEMの回し者ではありません。(他社製品でも良いカメラはたくさんあります。)
スマートフォンも以前とは比べ物にならないくらい撮影できる領域が広がってきました。

それでもこのカメラのようにまだ新しい世界を見つける魔法の鍵のような新製品が発売されると、これからどんな素晴らしい写真が世界のあちこちから発表されてくるのかワクワクを抑えきれません。そして何よりすごいのは初心者でも簡単に操作できること。裾野が広がればそれだけすごい写真が登場する機会も増えるでしょう。カメラを手にして写真を撮りに出かけると広がる新しい世界。
あなたも一緒に写真の世界を楽しんでみませんか?




#買ったわけ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?