江ノ島のアップルパイが美味すぎて……今年もキャンドルにゆめごこち〜湘南Candle2023
私の大好きなキャンドルイベントが今年も始まりました。
江ノ島の、「湘南Candle」
サムエルコッキング苑がキャンドルの海になる……。
日本最大、10,000基のキャンドルが灯るイベントです。
開催期間がイルミネーションのように長くないので取り急ぎのお知らせです。
・江ノ島へ。
まずはお馴染み、江ノ電江ノ島駅の「江のピコ」
(小鳥のオブジェ付きの車止めピコリーノ)
手編みの衣装を毎月着替え、撮影スポットとしても人気の場所。
もう20年以上受け継がれているそうです。
今回はこんなお衣装でした。
江ノ島を目指して歩きます。
傾く日差しで海が金色に輝いています。
雨があがり、弁天橋の反対側には青空が広がっていました。
ちなみに、ここの橋は車道の方が「江の島大橋」歩行者用の橋が
「江ノ島弁天橋」というらしいです。
並んでるので同じ名前かと思っていました。余談でした。
・稚児ケ淵へ
今回はキャンドルイベントが、目的ですが、その前に夕景を見ようと思いました。そこで、江島神社の鳥居のところから右に折れてこちらの道へ…
稚児ケ淵へ向かいます。
江ノ島を乗り越えて反対側へ行くイメージです。
この道、アップダウンがキツイです。
ストレートに稚児ケ淵へ向かいたい場合は、弁天橋のところから出発できる「べんてん丸」に乗って海から直接行くのがおすすめ。
サムエルコッキング苑や、頂上の奥津宮を目指すなら、エスカーで頂上を目指すのもおすすめです。長い石段を20分近く歩いて上がらなければならないところを3つの区間に分かれた「エスカー」(エスカレーター)で一気に楽に上がることができます。国内初の屋外エスカレーターとして登場した歴史あるこのエスカーもリニューアルして、1区が映像アートを楽しめる素敵空間(江の島LUMINOUS WAY)に変身しています。
エスカー乗り場では、サムエルコッキング苑の入園券やシーキャンドルとセットになったチケットも販売されています。
今回は奥津宮を通り抜けて、そのまま稚児ケ淵へ向かいます。
ここにある「魚見亭」「見晴亭」では、まさしく絶景を眺めながら、お酒を飲んだり食事をしたりして過ごせる場所。
イカ焼きとビール!サイコー!
ですが、今回はまず、稚児ケ淵へ。
稚児ケ淵の見どころは、富士山、相模湾が一望できる絶景。
「かながわの景勝50選」に選ばれています。
水面が下がると、ここはウユニ塩湖のような写り込みが素晴らしい場所です。
水没していて降りることができませんでした。
波が荒いです。
キャンドルイベント開催期間中は、江ノ島岩谷でも同様にキャンドルが飾られています(9:00〜17:00)。早い時間はこちらを見学するのもオススメです。
・サムエルコッキング苑へ
さて、いよいよサムエルコッキング苑へ。
キャンドルがこのようにズラリと並べられています。明るいうちから火が入っていました。
そもそも、サムエルコッキング苑は、江の島の貿易商サムエル・コッキング氏が明治15年(1882)から造成した和洋折衷の庭園跡。「江の島植物園」だった時期もあるようです。
藤沢市と姉妹友好都市である中国・昆明市 四阿(あずまや)「騁碧亭(ていへきてい)」、長野県・松本市の海鼠壁(なまこかべ)が特徴の「海山堂」などもあります。
昨年1年ぐらいかけて改装して、ガラス張りの床から温室遺構を見渡せ、コッキング氏の歴史を知ることができる「温室遺構展示体験棟」や、子供が遊べる「ふわふわドーム」などができました。
そこでしばらくサムエルコッキング苑を訪れていない方のためにリニューアルした場所を少しご紹介。
こちらが、温室遺構。ガラス張りの床下を見たり、こちらのトンネルのようなところは実際に入ってみることができます。
日が暮れて、キャンドルんが浮かび上がってきました。
・絶品アップルパイ
サムエルコッキング苑の中にあるカフェは絶景とフレンチトーストを味うことができる「LONCAFE 江ノ島本店(ロンカフェ)」が有名です。
今回のオススメはこちら。リニューアルしてできた「海山堂」
以前はお蕎麦屋さんだったと記憶しています。それが「海山プラザ」「海山ギャラリー」そして、
姉妹都市の松本市の食材を使ったスイーツが楽しめるようになった
「UMIYAMA DO」として生まれ変わりました。
ここの人気メニューは、半楕円形の「ショソン・オ・ポム」とスコーン。
ショソン・オ・ポムは、フランス語で「リンゴの入ったスリッパ」という意味だそう。サクサクのパイ生地にリンゴのコンポートとカスタードクリームが入った食べ物。混雑している時などはこちらをテイクアウトするのもいいかと思います。
今回は、外のベンチでゆっくり楽しもうと思い、シナモンアップルパイのセットを頼みました。
これが、美味い!
果汁たっぷりの長野県オリジナル品種のりんごとパイ生地の食感が絶妙。
ドリンクは選べます。今回は紅茶にしました。で、その紅茶も数種類の中から選べます。
添えられたアイスクリームの上に乗せられたのはリンゴの皮を砂糖とレモン果汁で煮たもの。
甘酸っぱいアクセントになっています。
美味しいので、ここですっかり寛いでしまいました。
こちらのイートインではワインも楽しめます。
ここの近く、「UMIYAMA GALLERY」の建物内で、キャンドルのワークショップと写真のスライドショーが流れていました。
この写真たちがまたエモい!美しい!
すごく良いので、しばらく魅入ってしまいました。
お時間に余裕がある方は是非覗いてみてください。
アップルパイを楽しんでいたら、すっかり日が暮れていました。
・キャンドルの灯りで癒されよう
ちなみに灯台、シーキャンドルは海抜60mの場所にたち、下の展望台(屋内)が37.9m、さらに上の屋外展望フロアは41.5m、海抜101.5mあります。360度見渡せるパノラマビューが素晴らしく、キャンドルやイルミネーションに煌めく江の島を上から一望することができます。夢のような光景です。ただ、注意点があります。それは、冬場は寒い!という点。ここは海へ出っ張った島の頂上に設置された灯台のさらに上。ということは当然海から吹き付ける強風に晒されます。風が強く体感温度が地上より明らかに低いので、暖かい服装で行くことをおすすめします。
キャンドルが宵闇に浮かび上がってきます。
協賛がカメヤマローソクとあるだけあって、こちらのキャンドルは本当に綺麗です。
シーキャンドルの足元のエリアでは木から吊るされた色とりどりの丸いキャンドルがとても幻想的な空間を作っています。
また、アコースティックなBGMも、穏やかに流れる時間を演出していました。
「UMIYAMADO 」の壁も灯りに浮かび上がります。
秋の夜を彩るゆらゆら揺れるキャンドルの灯り。
あわく光るロマンティックな光の海に包まれて穏やかな時間をすごしてみませんか?
湘南キャンドル
10/14(土)〜11/5(日)
17:00~20:00(最終入場19:30) 土日祝日は21:00まで(最終入場20:30)
※施設は毎日9:00から営業
※雨天・強風の場合中止
江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル