那須どうぶつ王国の動物たちに会おう!バードショーとナマケモノの赤ちゃん。
先日、那須どうぶつ王国のホッキョクオオカミに赤ちゃんが誕生した、というニュースがありました。可愛い赤ちゃんオオカミの姿に癒された方も多いのではないでしょうか。
実は、この園ではその前にナマケモノの赤ちゃんも産まれていました。
こちらはその「ナマケモノの赤ちゃんがかわいすぎる!」という情報が入ったために那須どうぶつ王国まで会いに行った時のレポートです。
(見に行った日にはもうオオカミの赤ちゃんは産まれていたのですが、ホッキョクオオカミのアザリー(♂)とシンラ(♀)のお部屋は見られないようになっていました)
那須どうぶつ王国は人と動物たちの距離がとても近く、写真が撮りやすい動物園。
そのため、私は大のお気に入りです。それぞれの生息地に似せた環境の中で動物たちが放し飼いになっている場所へ人間が入っていきます。動物との間にオリやガラスなどの障害物がなく写真が撮れるというのはとても嬉しいポイント。また大型の肉食獣なども檻ではなくガラス越しなので檻の線が入らずに綺麗な写真が撮れます。すぐ近くまで寄ってきてくれるので子供と一緒に写真撮影している家族連れが多いです。
そしてこちらでは、巨大な白頭ワシが観客の頭上を飛ぶ大人気のバードショーがあります。
以前、人気のバードショーを見に行って書いたnoteがこちら。
ということで、今回もお気に入りの「那須どうぶつ王国」の魅力についてまた語ろうと思います。
⒈はじめに
那須どうぶつ王国の概要
那須どうぶつ王国は栃木県那須郡那須町に1998年に開園した動物園です。
東京ドームの約10倍の敷地にアーケード型の「王国タウン」と牧場型の「王国ファーム」に分かれて約600頭羽の動物たちがのびのび暮らしています。日本国内で最大のフクロウであるシマフクロウを展示する「猛禽の森」で知られているほか、身近な動物に触れ合える「レンタル犬」、「ふれあいドッグパーク」、「キャットハウス」などのコーナーもあり、一日たっぷり楽しめる場所です。
近年はYouTubeで「マヌルネコのうた」が再生回数を伸ばし人気になっているので、ご存じの方も多いかもしれません。
また迫力ある鳥のショー「BROAD」をはじめとする動物たちによるパフォーマンスも見逃せません。
那須どうぶつ王国の人気4大パフォーマンスは
「BROAD」
「ニュージーランドファームショー」
「ザ・キャッツ」
「フリッパーズ」です。
他に、
・レッサートーク
・アザラシ・ペンギン・アンデスコンドル の給餌体験
・アルパカのふれあいタイム
・ラクダライド
などもあります。
パフォーマンスが盛りだくさんなので出かける時は、まずは見たいパフォーマンスの時間をチェックして見て回る順番を決めることをおすすめします。
⒉那須どうぶつ王国の魅力
那須どうぶつ王国のアーケード型の「王国タウン」エリアには以下の動物たちがいます。
【オオカミの丘】
ホッキョクオオカミ
オグロプレーリードッグ
シマスカンク
アメリカビーバー
【わんにゃんリビング】
イヌ(小型犬)、ネコ
【熱帯の森 (→ここにナマケモノの赤ちゃん!)】
タイハクオウム、フタユビナマケモノ、ルーセットオオコウモリ、アカアシガメ、ミナミコアリクイ、オウギバト、ビルマニシキヘビ オーストラリアガマグチヨタカなど
【ビーバークリーク】 アメリカビーバー
【オッタークリーク】ユーラシアカワウソ
【WET LAND】ジャガー、アカカワイノシシ、ワオキツネザル、ヨーロッパフラミンゴ、オニオオハシ、コブハクチョウ、コツメカワウソ、、クロエリセイタカシギ、ヒロハシサギ、ミゾゴイ など
【ペンギンビレッジ】ジェンツーペンギン、ニシツノメドリ、フンボルトペンギン、ケープペンギン、ゴマフアザラシ など
【保全の森】ツシマヤマネコ、スバールバルライチョウ、ニホンライチョウ、スナネコ、アムールヤマネコ、ミーアキャット
目の前に来てくれるスナネコさん。
【カピバラの森】マーラ、カピバラ 日本カモシカ
【アジアの森】ビントロング、レッサーパンダ、ユーラシアカワウソ
【マヌル・アマルハン】マヌルネコ
【シベリアンテリトリー】アムールトラ(シベリアトラ)、【サーバル展示場】サーバルキャット
→サーバルです。
【りすの森】ニホンリス
りすの森は、放し飼いエリア。人間が歩いて入ります。
目の前でこんな可愛い仕草のリスを見ることができます。
今回はコロナの間お休みしていた猫ちゃんのショー
「ザ・キャッツ」
を見ることができました。
このショーは人気です。屋内で行われるショーなので座席数に限りがありますので、少し早く行って並んだ方がいいかもしれません。HPには日によっては1時間前に満席になってしまうこともある、と書いてありました。
一番前の席は特に「ある理由」から大人気です。
このショーは身近な猫の身体能力の高さがとてもよくわかる構成になっています。
高い所に渡されたロープもバランスをとって渡ります。
筒転がし?も難なくこなし…
みんなが一番前の席に座りたい理由がコレ。
猫ちゃんがみんなの膝の上を歩いて通過!
すごいですよね。知らない人の膝の上。
これは人見知りしない猫さん自身の性格と、係のお姉さんとの信頼関係がないと無理だと思いませんか?
もちろん、お客さんは大喜び。
⒊ナマケモノの赤ちゃんについて
那須どうぶつ王国では、2024年1月3日にフタユビナマケモノの赤ちゃんが産まれました。
赤ちゃん(女の子)の名前は「ふく」。
公募され、約2600通の応募の中から選ばれたとのこと。
お母さんのマロロにしっかりしがみついています。
「熱帯の森」エリアにいるのですが、お母さんにしがみついて隠れていてうまく写真が撮れませんでした。
しかも、人間の通路の真ん中にリクガメが陣取っていて、ナマケモノに気をとられてうっかりつまづかないように注意して写真を撮ろうとしたため、なおさら難しかったです。
今回はWETLANDで発見もありました。
この鳥です。
少し前になるのですが、家の近くの公園の林の中で見かけたのです。
見たことない大きな鳥がいるけれど、あなたはだあれ?なんの鳥かなぁ?と不思議に思っていたのです。その謎の鳥?がここにいました。
この鳥の名は、ミゾゴイ。
しかも、珍しい鳥だったみたいです。見かけた時は地味な鳥(スマン)だったのでスルーしていましたが、「幻の鳥」と書いてありました。知らないって怖い。
南方から渡ってくる途中で羽を休めていたのかもしれません。
→
こちらは同じくWETLANDにいるジャガー。
ところで、那須どうぶつ王国の「王国タウン」と「王国ファーム」は遊歩道を徒歩で20分ほどの距離があります。
移動手段は、ワンニャンバスか、徒歩か、「王国リフト」+トラクターバス
大人気のバードショー「BROAD」が行われるスカイスタジアムは王国ファームにあります。
今回は王国リフトとトラクターバスで移動したのでその様子をショート動画にしてみました。リフトで山を下り、リフトを降りた地点からトラクターバスに乗り換えます。
リフトで山の傾斜を下る時は眺めが良く、力強いトラクターのパワーを感じながら丘を駆け上がる爽快感。乗り物好きのお子さんはとても喜ぶと思います。
⒋ バードショー "BROAD" の紹介
さて、いよいよ楽しみにしていたバードショーです。
このショーの見どころはなんと言っても広さを利用した鳥たちの飛翔。
思い出してください。王国タウンと王国ファームは徒歩20分ほどありましたよね?その向かいの山から舞い上がった巨大な白頭ワシがこちらへ向かって飛んでくるさまは他ではみられない光景です。
しかも観客の頭の上を鳥たちが掠めるようにして飛ぶので子供は大喜び。
というか、白頭ワシは、赤ちゃんならそのまま掴んで持って行けそうな巨大さです。
こちらはダルマワシ。セレン君。
飼育員さんが「セレーン」と呼ぶとビューンと頭上を掠めるように飛んでくるので、まず観客たちがびっくりしつつ、ワッと沸きます。
こちらが人気者、白頭ワシのウィンティ。翼を広げると2m以上あります。
迫力満点。
こちらは、ベンガルワシミミズクのスミレさん。羽が柔らかいので、羽音がほとんどしません。
向かいの山から舞い上がって、飛んでくるコンゴウインコたち。
コンゴウインコが飛ぶショーは他でもありますが、ここの見どころは広さを活かしているところ。この鳥ってこんなに長時間飛び回れるんだなぁと思うほど向かいの山からこちらへ飛んできてぐるぐると円を描きながら頭上で舞っています。
赤と青が映えてとても綺麗です。
長く飛んでいるので、そのままどっか飛んで行っちゃわないのかなぁと思いますが、甘えん坊さんで、お姉さんが「ここですよー」と合図をすると、さっと降りてきて止まって甘えていました。
バードショーは他におしゃべりが上手なヨウムのオリビアさん、ものすごいスピードでルアーハンティングの様子を見せてくれるセイカーハヤブサのブラッド君などが登場します。
さて、次は休憩場所のご紹介です。
前回は「ヤマネコテラス」で可愛いランチメニューをいただきました。今回は王国ファームにできた新レストラン「メェーメェーキッチン」でお昼にしました。
「メェーメェーキッチン」はファームバス亭近くのカレー専門店。少し高くなったテラス席からの眺めが抜群です。
私はトウガラシハンバーグカレーにしました。
メニュー表に
「唐辛子生産日本一の那須地区大田原市トウガラシ使用」
として、真っ赤なトウガラシの写真がついていたのでこれはオススメに違いない、と考えたからです。
見た目はこんな感じ
→
トウガラシ唐揚げカレーもあります。(お値段は一緒)(2024年5月時点)
上に載っているのがハンバーグか、唐揚げの違いです。
このカレーはカレーとしての美味しさの中に、かなりしっかり唐辛子の味がします。食べ終わった時に口の中に辛さの余韻が残っている感じです。
那須は、トウガラシの生産日本一だったのですね。知りませんでした。
⒌訪問時のアドバイス
那須どうぶつ王国は山の斜面を利用しています。見晴らしがよくとても眺めが良いですが、その分風が冷たく感じられるかもしれません。また夏場の王国ファームは日差しがきついので、帽子など日光を避けるものと水分を持参することをお勧めします。そして、もちろん歩きやすい靴。
また、ここでは動物との距離がとても近いので写真を撮る際、動物のいる施設ではフラッシュが光らないように注意が必要です。必ずフラッシュはOFFにしておきましょう。フラッシュだけでなく、カメラには暗いところでフォーカスを合わせるために補助光が出る機能がついています。水族館などで赤い光が水槽に映り込むアレです。シャッターを押すと自動的に赤い補助光が発光してしまいますので、日頃この辺りの機能を扱い慣れていない方はお出かけ前にAF補助光をすぐOFFにできるように取扱説明書を読んでおくと良いかもしれません。
そして何より、自分が見たい動物をあらかじめチェックしておくと良いでしょう。とにかく広いのと人気のショーが盛りだくさんなので、スケジュールを間違えると時間に間に合わなくなってしまうかもしれません。
夏休みのお出かけに、那須どうぶつ王国で動物たちと楽しい時間を過ごしてみませんか?
アクセス
車
東京方面 「那須高原スマートIC」より約15分
または「那須IC」より約30分
仙台・福島方面
「白河IC」より約20分
電車 東北新幹線
「那須塩原駅」「新白河駅」より、タクシー
JR在来線
「新白河駅」「黒磯駅」より、タクシー
シャトルバス 「那須塩原駅」西口バスロータリー2番より(要予約)